つくば植物園で展示されていました。花弁の内側にあるワインレッドの模様が鮮やかです。前に掲載したヒッペアストルム属の花と比較してご覧ください。説明板によれば、ブラジル原産で、「Hippeastrum papilio」、ヒガンバナ科の多年草です。写真は2月5日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯山地雨林温室で咲いていました。ユリのような花弁の内側に美しい縞模様があります。アマリリスの仲間ですね。説明板によれば、ブラジル南部~アルゼンチン原産で、「Hippeastrum vittatum」、ヒガンバナ科の多年草です。前掲のヒッペアストルムの仲間「ネルソニイ」と比較してご覧ください。写真は1月30日に撮影しました。
つくば植物園で見かけました。5弁の鮮やかな黄色い花がとても印象的です。説明板によれば、東部オーストラリア原産で、「Hibbertia dentata」、ビワモドキ科、半つる性の常緑低木です。写真は1月30日に撮影しました。
絶滅が危惧され、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている「カクチョウラン」の白色の花です。つくば植物園の熱帯資源温室で咲いていました。唇弁が赤村s黄色をしたものは以前にも掲載しましたが、白色の花がありましたので、比較のためにも掲載します。説明板によれば、種子島、屋久島から東南アジアにかけて分布しているようですが、近年その個体数が減少しているとのこと。学名は「Phaius tankervilleae」、草丈は約70cmくらいで、比較的大型の地生ランです。以前掲載したカクチョウランと比較してご覧ください。写真は1月30日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯山地雨林温室で見かけました。ユリのような形をした花弁の先端が朱紅色で、とても鮮やかな色彩を持つ花です。説明板によれば、ボリビア原産で、「Hippeastrum nelsonii」、ヒガンバナ科、ヒッペアストルム属の多年草です。なるほど南米の熱帯山地に自生するだけあって、トロピカルな色彩をしているように思いました。写真は1月30日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯資源温室で見かけました。淡い緑色をした茎に粟状の蕾、純白の小さな花がとても穏やかで癒されます。まだ1mくらいの小さな木でしたが、自生するハワイでは、「ハワイ州の木」に指定され、樹高が25mにもなるそうです。果実は、直径5cmくらいの球形で油分を多く含み、糸で果実をつないでローソクの代用にしたことから、「キャンドルナッツ・ツリー」とも呼ばれます。又果実を磨いて黒光りさせたものをレイとして使ったりもされています。材目は、柔らかくて加工が容易であり、細工物に使われるそうです。葉も石鹸や肌に塗るクリームの香りや薬効付加などとして有効に使われています。説明板によれば、原産地は不明、「Aleurites moluccana」、トウダイグサ科の常緑高木です。写真は1月30日に撮影しました。
今朝早朝から車で網代まで出かけてきました。あいにくの小雨でせっかくの各種早春の画像は撮影できませんでしたが、1枚だけ珍しいサクラを撮影出来ました。地元の方の説明では、「熱海桜」と言いますよ・・と教えていただきました。何でも「河津桜」より早く咲くそうで、温かい熱海周辺に分布して入り、早いものは、1月中旬頃には咲き始めるとのこと。写真は、小雨の中を撮影しましたので、雨粒がかかってしまいました。淡紅色が美しく、寒桜の一種だそうです。詳細は調査中です。2月11日に撮影しました。
つくば植物園のサバンナ温室入り口付近で咲いていました。幹は徳利のように膨らんでおり、深緑の葉にこの朱色の花はとても鮮やかです。中米・西インド諸島地域原産で、「Jatropha podagrica」、トウダイグサ科、ヤトロファ属の常緑低木(樹高は30cmから1m程度)です。別名は「ヤトロファ」とか「サンゴアブラギリ」とも呼ばれるようです。花を良く見ると・・なるほど珊瑚のようにも見えますね。写真は1月30日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯資源温室でほぼ通年咲いていますが、春先の陽射しを受けて花の紅色が殊に美しかったので、撮影してみました。説明板によれば、南アメリカ(コロンビア・エクアドル)原産で、「Anthurium andreanum」、サトイモ科、アンスリウム属の多年草です。紅色でハート形をした花弁のように見えるものは、実は仏炎苞と言われるもので、花は真ん中に伸びる棒状のものです。写真には、緑濃い大きな葉も同時に写しましたので、植物全体の雰囲気がわかると思います。写真は1月30日に撮影しました。
近くの大学の構内で咲いていました。香りが良くて花に気づきます。銘板によれば、中国原産で、「Chimonanthus praecox」、ロウバイ科の落葉低木です。「ソシンロウバイ」と違って、花全体が黄色い色をしており、とても可憐で美しく感じます。わが国にには17世紀頃に中国から渡来し、「唐梅」として愛好されたようです。花弁が、蝋細工のように見えることから、「蝋梅」と言われるようになったと思われます。写真は2月7日に撮影しました。
近くの大学の構内にある古木に咲いていた白梅です。丸みを帯びた5弁の花びらがとても美しい梅の花です。梅の木の幹は遠くから見ると黒っぽく見えますので、白い花が枯れ木に花が咲いたように見え、とても映えて美しく見えます。古来早春に咲くこの花を多くの人が愛でたのがわかるような気がします。写真は2月6日に撮影しました。
前掲のマンサクの隣に紅色が鮮やかなマンサクの花が咲いていました。「アカバナマンサク」の花です。銘板によれば、「Hamamelis japonica Sieb.et Zucc. var. obtusata Matsum.f.incarnata Ohwi」と長々とした学名が記されていました。マンサク科マンサク属の落葉高木で、「マルバマンサク」の一品種のようです。写真は2月7日に撮影しました。
久しぶりに近くの大学の構内を散策して春一番に咲く「マンサク」を見つけました。本州~九州にかけての広いわが国の山地に分布しています。地焦れた糸のような花弁が特色です。毎年のようにこの花や梅を見て春を実感します。写真は2月7日に撮影しました。
つくば植物園でも今年も枯れ葉の間から花芽を伸ばして咲き始めました。いわゆる「福寿草」の仲間ですが、「ミチノクフクジュソウ」と「フクジュソウ」の交配雑種(3倍体)で、種子はできないと説明され、学名は、「Adonis 'Fukujyukai'」と記されていました。つくば周辺の1月下旬から2月上旬は、気温が低く霜柱もできますが、林の中で春の陽射しを受けて花を咲かせるからその生命力の不思議さを感じます。写真は1月30日に撮影しました。
つくば植物園のサバンナ温室の入り口で咲いていました。観察路脇でひときわ目立ちます。説明板によれば、南アフリカ原産で、「Strelitzia reginae」、バショウ科の多年草です。写真でお分かりのように鮮やかな色彩の冠をかぶった鳥の頭部に似て見えます。鮮やかな色彩と見事な形から華やかな場での生け花にも多用されています。写真は1月30日に撮影しました。