9月2日(月) 晴
着物リメイク教室・ちくちくうさぎの午後の部に参加した。
初夏のころに次男が修理してくれた電動ミシンが、その後なかなか私の指示通りには動いてくれず、早や、初秋を迎える。
なので、お手上げして教室に持ち込んだ。
先輩のゆっこさんこと工藤幸子さんが、親切に糸掛けをしてくださり、縫友の小川富佐子さんとお二人で、縫い目の調整に長時間かけて、運針できるようにも計らってくださった。
ゆっこさんは、以前にも投稿した通りさくら♪が名張市の住民になって、それまで奈良市で拝命していた消費生活相談員の経験を生かして消費者活動を始めたころの、若くて美しい【闘士】であった。
同じ志の加藤富栄さん(故人)とともに、中北千枝さん(故人)、和田トマ子さんら、抜群の行動力のお仲間と、由緒ある津・藤堂藩の名張屋敷を中心に人口8万都市を目指していた当時の名張市に、消費生活協議会を立ち上げるところまで一気に活動を加速させた中心人物のおひとりが、かく言うゆっこさんである。
その後、中心になって活動された加藤さんは市会議員に打って出て議会議長を務めたりされて、地域活動に力を尽くされた。
ゆっこさんも、さまざまの地域活動に力を尽くされ、今も優雅にたをやかな独特の雰囲気が魅力のひとである。
小川さんとお二人で、ご自分の作業をよそに何回も試し裂で、縫い目の確認をしてくださり、小川さんはとうとう、「この抑えミシンのところは、ついでに縫ってあげるわ」と。
有難くも、 さくら♪の父が生前長く愛用された紬の羽織が、やっとお洒落なロングジレーに化した!
…と思いきや、 「えっ、 この前身ごろ、左右を反対に取り付けてません?」
ゆっこさんたちに指摘され、縫友・竹原静子さんの型紙を合わせたら、なんと。
ご指摘の通り、前身ごろを反対に縫い付けているっ。
さくら♪お得意の思い込み認知症候群のなせる業である。
あぁ、日暮れて道遠し。
…ふぅ。
教室のどなたも、こんな不注意はなさらない。
主宰の岡本紀代子先生が、見かねて「私が縫い目を解いてあげるわ」と言ってくださり、あっという間に旧に復した。
恥ずかしながら、大きな失敗を温かくくるんでくださった、ちくちくうさぎの縫友さん方に、「ありがとう、ありがとう、ありがとうございます」
夜に来客の予定が入り、慌てて帰宅したらボラ友のヤマムラ・富貴の会ボランティア部長が、「実家で採れたスチューベンや。 良かったら、食べてや」と届けてくださった。
選ぶ言葉の一つ一つに優しさあふれるヤマムラ氏のお人柄に、慌ただしく生きる身の気持ちが、ほっと和む。
先月、北海道の美和子さんから頂戴したトウモロコシを、名張のがん講演会にご尽力いただいた富貴の会の皆様方にお届けしているうちに自分の分が無くなったという、笑えない失敗から始まった「ありがとう!」の連鎖が、 あぁ、本当にうれしい!
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