4月9日(月)晴
朝から暖かい。
桜が咲きそろった今は、少し冷えてくれる方が花が長持ちしていいのに、と勝手なことを思う。
昨日、名古屋駅で金つなぎのお仲間と出会って暫くしたら、初老の紳士がこちらを見ながら、行きつ戻りつしておられる。
「はて、どこかでお出会いしたことがあるような?」
「あのぉ、広野さんでしょうか? …梅川です」
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2月日21日(火) 晴
妙子ねえさんが逝って5年が過ぎた。
亡姉は81年の生涯に、多くの恋人を持ったけれど、一度も結婚することなく一生を終えた。
大阪薬大を卒業してすぐに、壮年の父が薬局を建てて贈り「森薬局」の女あるじとして社会生活に乗り出した。
薬の安売りを始めた大阪・千林のダイエー野出現で、薬局は薬屋さんになり、「私は薬の売り子をするために薬剤師になったんじゃない!」と啖呵を切って、県立四日市高校の化学の教諭になった。
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午後4時に桜町の亡兄宅に行き、初盆の棚飾りを纏めて法久寺さんに納め、その足で、英登くん、洋子ちゃんの一家と快楽亭で食事会。 ここは、妙子姉さんと2,3回来たお店だ。
思い出話に花が咲かせ、法要の始まる午後7時に再び法久寺さんへ。
吉弘兄、亜紀ちゃん母子、有紀ちゃん母子、静さん、英登くん一家、理さん一家、浩平くん、真木一家とさくら、総勢19人で法要に参加。 「皆で一緒に幸せになろんな!」と言い続 . . . 本文を読む
8月7日(木)
名張発午前7時41分の特急で松阪に行く。
駅頭で吉弘兄さんのプリウスに拾ってもらい、桜町の兄宅へ。
怪傑・森妙子こと、いまは快昌院施薬日妙大姉となられ、実家の新盆棚に静まり返っている。
法久寺のお上人を迎えて、英登くん、洋子ちゃん、嫂、吉弘兄、美奈子義姉、有紀ちゃん母子…の7人で香華を手向け、昨年の今ごろに思いを馳せる。
帰途、亡夫の墓参を済ませ、大阪線ホームで高野 . . . 本文を読む
8月3日 (日) 晴
朝9時前に出発、松阪へ。
パパの車に盆灯篭を載せて行く。
あ、はるちゃんも一緒に、ね。
ママとゆきちゃんは、中学の 「 学校内見会 」 に早朝から出かけて、午後に合流の予定で。
「 仏事を欠かさず行う家は… 」 と、実家の父は折あるごとに言った。
「 必ず栄える、栄えている。 墓を見れば、一目瞭然! 」 とも、言った。
仏事を丁寧に行う家には、ご先祖に対する感謝の念 . . . 本文を読む
ホテルの勉強会を終えて、近くの法久寺さんに行く。
実家の甥、英登くんから、「墓参をしても墓石がないから…と、驚かないでください」とメールをもらっていた。
妙子ねえさんのお戒名が、墓石に刻まれて納まっている。
生涯を独身で通した、恋多き女、森妙子の終の棲家が、此処に定まったのだ。
快昌院施薬日妙大姉。 嗚呼、以って瞑すべし!
英登くん、ありがとう。
お義姉さん、ありがとう。
急ぎ名張に帰り、河 . . . 本文を読む
6月27日(金)
明子さん宅から、姉宅に向かう。
教え子の、川口整骨院・川口博也先生が居間のカーペットをもらってくださる。
「 え~、あのカーペット、コーヒーこぼした跡があって汚れてたわよ~ 」 と、後から来た病友の米ちゃんが眉をひそめた。
川口先生、ごめんなさいね。 そして、有難うございます。
姉からの最後の贈り物は、ダンボール5箱に詰めた書 . . . 本文を読む
4月29日(火) 晴 朝9時の近鉄・快速電車で松阪の亡姉宅の片付けにいく。 …と、萌えかけの「紅かなめ」の生け垣に、ひときわ目立つ看板が立っている。 姉の家の、しんと静まったたたずまいに不似合いな、騒々しい看板。 でも、人目について売れていかなくては困るのだし。 リサイクルショップに勤務している富ちゃんとお手伝いの人に来てもらい、タンスや書棚、家電製品などを引き取ってもらい、教え子の川口さんに、大きな応接セットや小箪笥などを貰っていただく。 まだまだ、モノが溢れる姉の家、もしや、家の買主さんが 「 お宅拝見 」 …って来られたら、大変大変。 早く早く、片付けなくては。 . . . 本文を読む
やっと目鼻を付け ( いえ、いえ。 まだまだですが… ) 、 玄関にてんこ盛りの洋服の袋を積み上げ、金物、プラスチック類、陶磁器などの袋も置いたままで、玄関の戸を閉める。 外には可燃ごみの山が…。 「 次の収集日に来て、出しておきます 」 と、あっちゃんのうれしい言葉。 ありがとうございます!!!
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老女の闘病日記・日に新た日に日に新たなり
人はなぜ、病むのか?人はなぜ生きるのか?なぜ、死ぬのか?