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2020.04.19 お便り頂いて思い出したこと。

友人(中学以来の)から、桜色の美しい葉書が来た。

「年賀状を頂いてありがとう。ご返事が遅くなりました。」

とのこと。

この頃は、神戸の家に帰省することが少なくなって、皆さんと

なかなか会えなくなって淋しいと書いてあった。 

最近は、帰省されることがめっきり減ったのでとのことだが、

私達全員も、歳のせいか、皆で集合しようとする勢いが無くなった

のも原因だと思う。

 

お葉書に寄れば、電車が西ノ宮を通過する時は、マンションを

見上げて、皆でご飯を頂いたことを思っています。

と書いてあった。

そうだ、彼女が東京から帰省する度に皆で会っていたが、ある時、

一度我が家へ来て下さいと言って、来て貰ったことがある。

その時、私は、昼食をこしらえて待っていた。

その時の、皆さんの驚きと喜び様を思い出す。

 

彼女は、こんなに美味しい料理を食べたことが無いと言って、

実家に1人で住んでいる弟に、ぜひこれを食べさせて上げたい

ので、良ければ、残っている物を包んでもらえないかと言って

くれた。

焚き込みご飯と、きんぴらなど、素朴な料理ばかりだったが、

包んで差し上げた。

その時のことを、今も懐かしく思い出してくれているなんて、

私も嬉しく思う。

 

その時の料理は、自分の記憶では、とても粗食だった様に思う。

そこで、…過去のブログを探すと、2007年のことだった。

そうか13年も前のことだった。

私は、2005年に、今の家に転居して来たばかりで、大震災を乗り越え、

今回の転居でも、数ヶ月に亘って友人達の信じられない様な、献身的

な協力を受けた私は、何かご恩返しをしたいという衝動があって、

このころも、そればっかり考えていた。

皆さんに来て貰おうとしたのも,そんな気持ちの現れだとおもう。

 

私は、人をご招待する時は、多くの品数をつくる傾向がある。

以前、「ああ疲れた。お客様に13品の料理を作ったので」と、何かの話から

言った時、その人が、え?と驚いて、「小料理屋を経営しているのですか?」

ときかれたので、びっくりしたことがあった。

でも、別にこれは自慢していいことではなく、実は、失敗した場合、他の料理

で埋め合わせできるという用心からであって、自信の無さから来ていることを、

私は知っている。

 

その日は、粗食で、しかも少しだけ作ったかの様に記憶していたが、実際は

意外に『リキ』を入れてたじゃないのと、ブログを見て思った。

何もしなかったと思ってたけど、10品以上作っていたんだ!

(その頃、お客様のときは、大抵13品作るのが普通だった。)

ブログの内容は、ざっと下の通りです。1品ずつに付いて書いています。

料理は、超粗食だが、実際は全部私の大好物ばかり。

以前、料理研究家が言っていた「お客様に、御馳走を出すと思わ

ないで良い。自分が好きな物をお出しするのが一番間違いない。』

との言葉を聞いて以来,急に気が楽になり、私もそうしている。

 

「2007年12月」のことで、⬇️ここに全部,載っています。

2007年12月

 

 

彼女に,ご返事を書いた。

と言っても,字の汚い私は、手紙は全部パソコンで失礼している。

先日知り合ったばかりの私と同年齢の女性に、私はパソコンで手紙を

書くと言うと叱られた。

彼女は、字が上手な人なのに,更に今は小筆のお習字を初めておられる。

私は、「パソコンと出会った時、『字を書かない為なら何でもする。』と

思って、パソコンに飛びついたのです。そのぐらい字が下手なのです。」

と説明したが、字が下手な人の気持ちは,分かられないと思う。

 

そんなことが気になったので、せめて葉書にお花のシールなど貼り、葉書の

下に、「貴女は,美しい手書きなのに,私はパソコンでごめんなさいね。

字が下手なのです。」とお詫びのメッセージを入れて投函した。大汗;;

 

 

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