CubとSRと

ただの日記

何でこんなに重い!

2018年12月14日 | バイク 車 ツーリング
 この日記を書こうと思って、先日、記憶の薄れてしまったVFRの写真をネットで探してみた。
 
 当時、まあ、標準的な形だったんじゃないだろうか。それなりにカッコいい。
 でも、もう一度言いたい。いや、何度でも言いたい。
 他人が乗っているところを見れば、カッコいいかもしれないけど、いざ自分が跨って上から見ると、目に入るVFRの姿はちっともカッコ良くない。タンクがでかくて碁盤みたいで「ぶっさいく」。
 何度も言うけど「上から見たら」、だ。
 でも、自分が乗ってる時は上からしか見えないんだから、これは重要だろう。横から見るのは見学の時だけだ。
 道路沿いのビルのガラス壁に映る姿を見ればカッコいいかもしれないけど、教習生、そんなよそ見は危険だ。
 何より自動車学校にそんなガラス壁はない。 
 それに加えて重心が高い。教習生にスラロームとか8の字とかを教える時、重心が高いとバンクさせやすいからその方が良いんだろうけど、その分、ちょっと傾くと立ちごけ一直線。だから教習生としてはたまらない。
 とにかく教習生はちょっとのことで限りなく後ろ向きになる。立ちごけするたびに「ああ~、やっぱりオレ、向いてないんだ」とか何とか。
 そのくせ、ちょっとうまくいったらもう木に登るどころか空でも飛べそうな気になるんだけど。
 ハーレーは重たいけど、力がなくても乗ることはできる(らしい)。引き起こしは大変でも重心が低いから滅多に倒さない(らしい)。
 更に、いかにも重そうなその見た目から、倒したりしたら車にしか乗らない人だって義気を発揮して助けようと駆け付ける(らしい)。
 BMWなんかは偏屈が多いから(?)そこまでの助力は望めない。
 けど水平対向エンジン。重心が思いっきり低い。それに加えて、「いかにもドイツ」な「頑丈過ぎる」エンジンガードがある。倒したってエンジンガードが「転ばぬ先の杖」ならぬ「転んだ時のプロテクター」。ブレーキレバーだってクラッチレバーだって、地面に当たる前にエンジンガードが接地して守ってくれる。(古いのに限る、けど)
 なのに、VFRときたら!
 勿論、教習車だから完璧なガードが付いていて、「完璧な転倒」は、ない。転倒したって脚が挟まれたり下敷きになって抜け出せない、なんてことはない。けど、転倒は、する。重心が高いから、転倒する率も高い。
 ・・・・とここまで予防線を張っといて、言う。
 以降、ほぼ毎時間、時間内に一度はコケていた。クランクの出口で。前の教習生が早く停まり過ぎて。よそ見してバランスを崩して。早々に立て直すのを諦めてバイクを放り出して、等々。
 ちゃんと前方回転受け身をしてすっくと立ち上ったり。
 教えられた通りに乗れば良いようなものなんだけど。そうすりゃ何も問題は起きないんだから。
 それができないから困ってるわけで。
 
コメント
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