卒業検定。
一本橋の判定基準は七秒だったか。
練習の最初は
「何だ。こんなに幅があるのか。十分渡り切れるな」。
「よしよし。これならあとは時間だけ、か」。
思いの外、容易だったことに気を良くしていたのに、いざ時間を延ばそうということになると・・・。
全く思い通りに行かない。
時間を延ばすどころか、簡単に渡り切れていたのが早々と渡り切れずに落ちる。
落ちないで置こうと頑張ると転倒しそうなので、涙を呑んで、橋から「落ちる」前に「降りる」。
落ちるのは口惜しいけれど、転倒したら口惜しい上にどこかをぶつけて、身体も「痛い」。
練習中だ、口惜しいのはすぐ忘れるけど、身体の痛いのは忘れようとしても忘れられない。痛みが残っている。
練習するほどできなくなる、ってどういうことだ?スランプ、なんて言葉を使えるような話じゃない。
色んな人の体験談、克服法を読む。
「はとぽっぽをうたってみる」とか「橋を見ず、前だけを見る」とか。
色々ある。
けど、「時間」を気にしていれば「はとぽっぽ」は早回しになる。
早口のハトポッポじゃ時間は伸びない。
「前だけを見」ながら橋も見ようとする。
瞬時に、交互に前も橋も見ようとして、挙動不審者になる。当然橋から落ちる。
で、落ちたら、当然「検定中止」。
悩んで、落ちるだろうことを見越して、卒検後に自主練習の予約を、二時間分、取って置いた。
勿論、二時間で足りる筈はないからもう少し、なんて思ったけれど、それ以上取ることはできなかった。
自主練習予約の青田買いは二時間が限度らしい。
卒検の前日辺りで、やっと決心がついた。
「早ければ減点。落ちれば検定中止。ならば、見苦しくもがいて減点される方を取ろう。とにかく検定中止だけは避ける。七秒が十秒になったって加算されるわけじゃない」
大きなことで言えば
「何でも反対社会党」は何を成し得たか。
「何でもアベガー野党」は何を成しうるのか、だな。
一本橋の判定基準は七秒だったか。
練習の最初は
「何だ。こんなに幅があるのか。十分渡り切れるな」。
「よしよし。これならあとは時間だけ、か」。
思いの外、容易だったことに気を良くしていたのに、いざ時間を延ばそうということになると・・・。
全く思い通りに行かない。
時間を延ばすどころか、簡単に渡り切れていたのが早々と渡り切れずに落ちる。
落ちないで置こうと頑張ると転倒しそうなので、涙を呑んで、橋から「落ちる」前に「降りる」。
落ちるのは口惜しいけれど、転倒したら口惜しい上にどこかをぶつけて、身体も「痛い」。
練習中だ、口惜しいのはすぐ忘れるけど、身体の痛いのは忘れようとしても忘れられない。痛みが残っている。
練習するほどできなくなる、ってどういうことだ?スランプ、なんて言葉を使えるような話じゃない。
色んな人の体験談、克服法を読む。
「はとぽっぽをうたってみる」とか「橋を見ず、前だけを見る」とか。
色々ある。
けど、「時間」を気にしていれば「はとぽっぽ」は早回しになる。
早口のハトポッポじゃ時間は伸びない。
「前だけを見」ながら橋も見ようとする。
瞬時に、交互に前も橋も見ようとして、挙動不審者になる。当然橋から落ちる。
で、落ちたら、当然「検定中止」。
悩んで、落ちるだろうことを見越して、卒検後に自主練習の予約を、二時間分、取って置いた。
勿論、二時間で足りる筈はないからもう少し、なんて思ったけれど、それ以上取ることはできなかった。
自主練習予約の青田買いは二時間が限度らしい。
卒検の前日辺りで、やっと決心がついた。
「早ければ減点。落ちれば検定中止。ならば、見苦しくもがいて減点される方を取ろう。とにかく検定中止だけは避ける。七秒が十秒になったって加算されるわけじゃない」
大きなことで言えば
「何でも反対社会党」は何を成し得たか。
「何でもアベガー野党」は何を成しうるのか、だな。