CubとSRと

ただの日記

「居直る」元通勤ライダー

2019年04月21日 | バイク 車 ツーリング
 昨日の日記にいただいたコメントから思いついたことを書いておこうと。
 六甲山の尾根から神戸の街に出て、いつものパンとコーヒーを買う。
 カブのエンジンギアをニュートラルにすると、ここ数日、アイドリングが高いままになる。
 やはり、見てもらって部品交換を、とバイク店に行く。
 すると、スロットルを何度か開閉して、長いドライバーを持って来てネジを回す。これまでにアイドリングのネジなら何度か弄っているのだが、と言いながら能く見ると、何だかちょっと違う場所のネジだ。
 あれ?アイドリングのネジだと思って弄ってたのは何だったんだ? 
 聞くと、「(これは)混合気の調整用です」。
 急に回転が落ち、低回転で安定し、また回転が落ち、また安定し、ということをネジを締めたり緩めたりすることで数回繰り返し、
 「これでしばらく様子を見て下さい」
 、と言われる。
 スロットルワイヤーが引っ掛かっている様子はないので、気温と湿度の変化で起こったと思う、部品交換の必要はないだろうとのことだった。
 アイドリングスクリューは弄ったことがあるけど、エアスクリューの仕事って何か聞くと「空気の調整」、って。そのまんま。
 ネットで調べたら、その時「空気の調整」は「混合気の調整」とも言われていたのを思い出した。
 結局、キャブレターの中のニードルの位置調整のネジだということか。
 そう言えば、バイクに乗り始めた頃、雑誌で
 「富士山みたいな高いところに行くと空気が薄くなるのでアイドリングを高めに~」
 みたいな文章を読んで、割に高いところを能くツーリングしていたものだから、セローのアイドリング調整、結構していたような・・・。
 でも、実際のところ2千メートル前後の山ばかりだったから、そんなに神経質になるほどのこともなく、いつか全く気にしなくなっていた。
 そんなだからキャブレターをいじる、なんて考えたこともない。
 スピード出すのが怖いから、ガンガン走るなんてことは、まず、ない。
 それでキャブレターをいじる必要性自体、感じない。「いじる=分解・組立」ということなんだ、と決めつけて。
 「自分には用のないことだ」
 、と。
 でもバルブの開度調整と、混合気の濃度調整って別物なんだ、考えてみると、ね。
 昨年の今頃、淡路島ツーリングに行った時も、同じように気温が高かった。
 その時も同じようにオーバーヒートみたいになって回転が狂ったように上がり、ニュートラルから1速に入れると、バイクが飛び出しそうになって困った。
 今回と同じ。
 何もしなくてもこうなることがある、なんて20年も気が付かなかった。カブで長距離を走ることも連日乗ることもなかったから気が付かなかっただけなんだろう。
 昨年だってそれで過ごしてしまった。
 
 今回は
 「『居直る』元通勤ライダー」
 、ではなく
 「ちょっと殊勝な元通勤ライダー」
 、と書きたいところです、ホントは。
 我ながらちょっと恥ずかしいけど。


コメント
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