CubとSRと

ただの日記

見た目と中身(ギャップその1)

2019年04月18日 | バイク 車 ツーリング
 二代目のSRXは、初代の美しいけどちょっと神経質そうに見える雰囲気とは随分違っている。
 おそらく
 フレームの太さが初代よりいくらか太くなっていること。
 フレーム上端の補強部分が倍くらいになっていて、それがタンクの下部ラインと同一にしてあること。
 タンクの上部にはくびれが入っていること。
 これらが「精密に組み上げられた芸術的な形」の初代と違って、強い体幹からしっかりと力が伝わる強靭な四肢を持っているかのように見せてくる。

 届いたSRXはGB250とさほど変わらない大きさに見えた。シートなんかは絞ってあるから却ってGBより細く見える。ホントに400?250じゃない?

 後、当時有料だった裏六甲ドライブウェイに入ろうとしたら料金所で「それは250?」と聞かれた。料金所以外でなら何回聞かれたか分からない。
 ところがよそ見しながらハンドルを握ろうとすると空振りする。
 「え?」と思って見たら、拳一つ分、ハンドルが向こうにある。
 セパレートハンドルであることと、GBに比べたらだいぶ低いハンドル位置のせいらしい。小さく見えるのに小さくない。
 
 久し振りの新車で嬉しくて仕方がない。
 当然、連休になる時を探してツーリングの計画を立てる。
 朝。まだ真っ暗な中、出発する。大津あたりで夜が明ける。
 朝食をと思うのだが、どうにも食欲がわかない。
 食欲がわかないというより気分が悪い。前の晩、そんなに酒を飲んだわけではないのだが。
 気分が悪いというより、それを通り越して胸やけがする。酒の肴の消化が悪かったのか?
 ツーリングに出る時は必ず胃腸薬を持っていくので、早速服用する。一時間ほどして、何とかおさまった。
 このツーリングを初めとして、以降、能登半島や親不知、白馬、勿論、戸隠にも何度も行った。四国一周もした。
 二泊三日分、どれだけ見ても見飽きることのないこのバイクに荷物を括り付ける。
 ゴム引きの頑丈なショルダーバッグに着替えを詰め込み、リアシートにギリギリ縛り付ける。
 そうやって小さな荷物を括り付けただけの後ろ姿もなかなかのもの。
 けど、不思議なことにこうやって泊りがけのツーリングに出るたび、胸やけが酷くていつも困ることになった。
 そして、一年くらいたってやっと気が付いた。
 SRXは前傾姿勢。その分、腹が圧迫される。
 胸やけの原因は、単なる中年太りだった。

 腹をへこますか。それとも、SRXを手放し、もっと楽に乗れるバイクを探すか。
 さんざん悩んで出した結論は。




 ・・・・・・「腹筋をしよう」。




コメント
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