4月26日(火)
今日は雨が降る。間違いなく降る。それも強く降る。更に風も強いということで、雨が降るまでに気になっていた壁のヒビにコーキング剤を塗りたくって置かねば、と思っていた。
9時頃には降り出すらしいから、それまでに起きて身体もほぐしておかねば作業に掛かれない。
昨晩から、忘れないようにと必要な物は玄関に持って来て置いた。
と言っても、コーキング剤とヘラだけだが。
脚立は先日の枝切りの際に使ったまま、玄関にある。
幸いなことに7時前には目が覚めた。空は、と見ると以降の荒れ模様が十分に予想できる雲足の早さ。
用意をして二階か一階、どちらから先にやるか空模様を頭に浮かべながら考える。既にかなり怪しい。最悪の場合はどちらか一方だけで切り上げなければならない。だったら、二階からだ。
先日、腐食して用をなさなくなっていた手摺りを切り取ってもらった、床だけになったベランダ。
手摺りがないので怖いという気持ちがあったけど、いざそこに出てみると頼りない手摺りがなくなっても別段怖くはないものだ、と実感する。
緊急時に頼れるのは腐食した手摺りではない。しっかりとした床だ。
頭で描く「危険度の判断」より、実際の足の感覚、そこを歩く時の身体のバランス感覚の方がよっぽど信頼できるし、慎重に足を運ぶことの方が大事だ、と改めて感じる。
見てくれなんてどうでも良い、要は壁から雨水が浸み込まないことだ。(外敵の攻勢に耐えること?)
二階を終えて一階の濡れ縁(そんな立派なものではないが)に回る。
こちらのヒビはたいしたことはないが、もしかしたらという部分はある。
ただ、こちらは脚立を置くのが難しい。色々工夫してみたがどうもいけない。
「これはもう晴れた日に改めて考えるしかないか」
、と思った辺りで雨粒が当たったような気がした。
霧雨が降り始めたようだ。