CubとSRと

ただの日記

こちらの見方からの報道は (続きの続き)

2022年05月28日 | 重箱の隅
もう少し(「天皇メッセージ」をどう見るのか)
            2020年01月20日 | 重箱の隅

「屈辱の日」の続きです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013.05/07


 「天皇メッセージ」のこと、「天皇制」という言葉の成り立ち、等について意外に知らない人が多いんじゃないかと思います。
 なんて言って、「天皇メッセージ」については、私は「狼魔人日記」を読むまで、全く知らなかったんですが。
 でも、沖縄の若い人は勿論、或る程度以上(70代後半辺りまで、かな?)の年齢の人々だって、知らない人や間違った解釈をしている人って多いんですよね。

 ・・・・・はい。言い訳をしているつもりではありませんけど、言い訳に聞こえるでしょうね。でも、恥を承知で書いて置きます。

 もう一つ、最近気がついたこと。
 これまでにも何回か書いて来たことなんですが、
 「人は己の能力の範囲内でしか物事を理解することはできない」
 、ということ。
 これ、当事者とか、その場に居合わせた証人、なんて人にも、言えることなんですよね。集団自決のことや、天皇陛下の言葉のメモ、なんてのもそうです。
 「当事者、証人が言っていることなんだから間違いない」
 って?そりゃ違うだろう、と。
 当事者の理解能力の範囲で理解したことしか喋れない筈です。どんな立派な人の言動だって、それを見て何かを得る人の理解能力次第で全く違った見方になる、ってことです。
 「窓外で殺人事件があった。翌日の新聞を見たら、私の見た物とは全く違う物になっていた」
 事実を伝えるのはこれほど難しい。でも、実は記事を書いた人の、そして証言をした人の、理解能力・把握能力の故、と考えたら納得できることです。

 沖縄戦の集団自決の生き証人がいたとします。一人は役場の職員だった。もう一人は小学校に上がったばかりの子供だった。どちらの把握能力の方が高いでしょう。同じく、職員が社会主義思想の持ち主(勿論隠している)だったら?

 誰もウソはついてないでしょう。
 けど、その把握能力や理解能力には、レベル的にも、質的にも随分な差異がある筈です。
 だから、「天皇メッセージ」は見方によれば、国民を思う「天皇親政」そのものにもなるし、反対に「天皇は沖縄を見殺しにした憎むべき存在」にもなってしまいます。
 (勿論、ちゃんと冷静に考えれば、「後者だ!」という人は「頭、おかしくね?」、にしかならないんですが)
 
 お喋りが過ぎました。以下部分転載です。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~         
          ☆
 今朝の沖縄タイムスも、「4・28屈辱の日」の関連記事はほとんど見当たらず、どうやら「屈辱の日」キャンペーンは消化不良のまま終わったようだ。
 一ヶ月にも及ぶ夥しい数の発狂記事の中で筆者は一つのキーワードを見付けた。
 「天皇メッセージ」のことだ。

 これまで沖縄2紙が報じる沖縄戦を報じる場合には、沖縄を「捨石にした」「人質にした」「犠牲にした」など日本に対する恨みつらみがそのバックボーンに横たわっている。
 ところが日本への憎悪を掻き立てる究極のキーワードが「天皇メッセージ」なのである。
           (略)

 結局彼らは、こう言いたいのだろう。
 「昭和天皇が命乞いのため沖縄を米国に売り渡した」と。
 そして天皇断罪の結果行き着くところは。
 「天皇制打倒」である。

 「天皇制」なるものはわが国には存在せず、明治憲法の下でも「君臨すれども統治せず」のイギリスを手本にした立憲君主制であり、わが国には「天皇制」なる文言さえ存在しなかった。
 ところが1932年、コミュンテルンの発したヨーロッパの絶対君主制を打倒せよという「32年テーゼ」を日本共産党が「君主制」の意味も深く考えず「天皇制」に翻訳したのがそもそもの始まりである。

 わが国のきわめて穏健な立憲君主制を「天皇制」と翻訳することにより、ヨーロッパの苛烈な「君主制」とイメージを重ね合わせたと言う意味では、「天皇制」という日本共産党の造語は成功したと言うことができる。
 
                (以下略)

  ~昭和天皇を憎悪する三上アナ、QAB「4.28と沖縄」で~
                   狼魔人日記より

   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  「昭和天皇が命乞いのため沖縄を米国に売り渡した」

 命乞いのためなら、日本全部の方が効果的でしょう。
 何で「沖縄だけ」、なんて?この期に及んで。
 命乞いをするなら、「全責任は私にあるのだから」、なんて言わないでしょう。
 だったら、そんな天皇は十数回もマッカーサーを訪ねて、一体何を頼んだのでしょう。



コメント
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