CubとSRと

ただの日記

払う、祓う、

2023年10月03日 | 心の持ち様
 「払う」と「祓う」。つい字面にとらわれてしまいますが、本来、日本語ではただ一言、「はらう」。
 「片付ける」とか「始末する」「処分する」の意味だから、「お祓いをうける」「所払い」等も、「抹消」「抹殺」してしまう、なんて強烈な意味はなくって、とにかく払い落とすとかその場所から追放するとか、です。

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 「神社に参ってかしわ手を打って、、」と以前よく聞きました。 
「かしわで」?何で「かしわ」?
漢字で書くと「柏手」。何で木の名前?

 勘の良い人は、もう気付かれたでしょう。
 「柏手って、書き間違いじゃないか?ほら『柏手』じゃなくって『拍手』の。」

 その通り。手を打つことを「拍」と言います。
 神前で手を拍(う)つ。自身の穢(けが)れを祓(はら)い、周囲の穢れを祓う。

 二礼(拝)して、より謙虚になり、二拍手して自身、周囲の穢れを祓い、最後に、無私無欲の一礼(拝)。全体の前後に会釈を付けてもよい。

 とにかくいつも穢れを祓い続ける。無私無欲で頭を下げる。(手を合わせて拝んだりはしない)

 「今年は、初詣に行こう!」と決心された方。この形なら、お願いなんてしていられませんよ。

 その代わり、その姿は周りの神頼みの参拝者に、「何だか知らないけど清々しい気持ち」を感じさせるかもしれません。 
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