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食糧自給率を45%に、という目標について

2008年05月18日 | たばこの気持ち
先進国日本のお上品な人たちよ、何を今さらそんなことを言っているのだ、と私は声を大にして申し述べたい。この数十年、お百姓たちをさんざんコケにしておきながら、農村の過疎化、嫁不足・婿不足、そして農業収入だけでは生活できないような仕組みを放置していたのではないか。

これまた、昨今の「たばこバッシング」と同様に、「日本の農業は補助金まみれで、米の価格は世界一、国際競争力ある農業にむけて、農家は甘えを捨てて努力しなければならない」といったキャンペーンがくり広げられ、農産物の自由化を急ピッチで推進してきた結果が、現在の「米を含めた食糧自給率が、先進国では最低の39%」という現状になっている。

狭い日本で農作物を生産できる栃がありながら、現在、耕作放棄農地が東京都の面積の2倍にあるという。たしかに、もったいない話である。しかし、つらい農作業を担っていただける人たちが、高齢農家層のリタイアによって激減しているのだから、どうしようもない。再構築するには、高いコストと時間がかかるだろう。
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