たばこの気持ち

☆　一服ということでは、たばこもお茶も同じ意味がある。先日、産経新聞に「千利休の教え」が掲載されていた。裏千家の前の家元である玄室さんが書いたものである。利休の唱えた「四規七則」のうち、四規とは「和敬清寂」のことであり、それぞれ「平和の和」「どんな人をも敬う心」「己の自浄作用」「明日に対する心構え、寂然不動」という四つの精神を学ぶことが茶道の道であるという。

☆　そして、七則とは…

　一．炭は湯の沸くように
　一．花は野にあるように
　一．降らずとも雨の用意
　一．刻限は早めに
　一．相客に心せよ
　一．夏は涼しく冬は暖かに
　一．茶は服のよきように

という簡潔な言葉で表現されている。たとえ茶道はしていなくても、日々の生活の中で「四規七則」を暗唱していれば、自分のために役立つのではないか、と感じたのである。