◎ 山田風太郎さんの『魔界転生』に登場する柳生十兵衛は、考えごとをしているときや、弟子たちに問い詰められたときなどに、煙管を手にしていました。刻みたばこは、静止した状態でしか吸えないので、緊迫した駆け引きやたたかいのシーンでは登場することはありません。
◎ しかし、急展開するシーンの前段、もしくは切羽詰った状況で、柳生十兵衛が手にする煙管がとても効果的なのです。「お茶を飲んだ」とか、「お酒を口にした」ではピッタリこないのです。やはり、煙草や煙管でなければならないのです。私はそう思いました。山田風太郎さんは死ぬまで、たばこを弁護し続けた小説家でした。
◎ しかし、急展開するシーンの前段、もしくは切羽詰った状況で、柳生十兵衛が手にする煙管がとても効果的なのです。「お茶を飲んだ」とか、「お酒を口にした」ではピッタリこないのです。やはり、煙草や煙管でなければならないのです。私はそう思いました。山田風太郎さんは死ぬまで、たばこを弁護し続けた小説家でした。