・・・・・・・今回80回と、五代目文三襲名の、W記念公演。・・・・・・・
凄い盛況・卯三郎さんが客席で何度も呼びかけ、
膝送りを三度するぐらいの大入り満員、約130人か。
一、記念口上
最初に黒紋付に袴姿で、四人が出てきて口上を述べるが、
最後の御自分の番がくるまで、文三さんずっと、頭をさげたまま。
まずは、花丸さん
今回80回と、13年前に、同期の会としてスタート
最初は、37名のお客様で、今日のような多くのお客様に来て頂くなど
夢のまた夢のようです。
また、この様に、ラクゴリラの仲間が襲名と華々しい事をされる
誠におめでたいことで・・・・・。
文三、文(ふみ)が三つと、一つ目は師匠の文枝ヘあてた手紙。
天国からさぞ見守られていることと。
二つ目は、歴代の文三師匠にあてた手紙、
三つ目は、お客さまへの手紙、これは今だ白紙でございます。
これは、今後ますます精進しまして、埋めていくものと思いますと。
真面目なのか、洒落なのか、分らぬぐらい、いたって固めの挨拶。
引き続いて、生喬さん。
結婚式のお袋、堪忍袋、三つの袋みたいでしたなと・・。
実は、今度8月に、横浜にぎわい座に「横浜に出没、ラクゴリラ」と
このメンバーで参加しますが、大体スケジュールは私がするので、
連絡すると、花丸さんは三味線は誰、こごろうさんはギャラはなんぼ、
つく枝さんは、弁当付いてんの、三者三様で聞く事が違うと。
こごろうさん。
本当に、文三さんは気遣いのできる方で、
あるお寺の会の打ち上げで、主催者の方に
料理の刺身を、箸で持上げ、口にいれるまえに、「旨い」・・・。
ああ、これが世の中、上手く渡っていく秘訣かと。
各人、上げては下げての、楽しい口上。
そして、文三さん。
先月は、なんばグランド花月で、800名の大入満員。
そして、今月は東京国立演芸場、300名ですがこれも完売と。
でも、今日このラクゴリラの会で・・同期というのは誠に、良いもので
特に、我々は、落語の目指すところも同じで、この様に続けてこられ、
この会で襲名のお披露目ができるなんて心からありがたいことです
来年は、こごろうさんの、南天襲名がありますが、そのときは
また、このラクゴリラの会でもと考えておりますと・・。
真面目にきっちりと、四人皆の喜びが、あふれた口上。
最後に、花丸さんの発声で、大阪締めで祝う。
「うーちましょ。もひとつせぇ。祝うて三度。」
二、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
実は、文三襲名の、最大の功労者は私の師匠松喬であると・・。
去年の彦八まつりの実行委員長で、その時、昼夜二日公演で
米團冶、春蝶、枝鶴と三人いるので、プレ襲名公演としたいが
あとひとつ空きがある、誰かするもんおれへんか。
実行委員のメンバーに、林家はどうや・・・・・。
文枝一門では・・・と聞くと、居合せるあやめ姉さんが、
一門では、よう、つく枝、文三は、どうやと言うてますと。
そら、ええがな、・・三枝さんに即相談しようかと、
そのあとはとんとん拍子に。
私もその場にいましたが、こんなに簡単に決まって良いのかと・・。
松喬が,実行委員長でなければ、
あやめ姉さんが,その場にいなければ、
つく枝の名が,でなければ、
偶然に偶然が重なれば、必然になると。
まあ、普段からそういう声があがるのは、必然だったからでしょうな。
噺は「つる」、誠に結構でおました。
登場人物、一人一人のキャラクターが出ており、重みがある。
今、落語講座の先生らしいが、生喬さんにつけてもらう「つる」、
・・・・・真打が演じる、前座ばなし、価値ありますな
三、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」
これは、辛い。・・・・間抜けさと、こざとさが同居している喜六。
なかなかのできで、春團冶師匠と台詞のかぶりは半分ぐらいか、
丸っきり、こごろうさんの「野崎」になってはいる。
、
でも、何か、聴いていて、春團冶師匠から離れようようとするほど
離れることができなくて、もがいているようにも見える。
いや、聴き手の私が、春團冶師匠の呪縛から出れないのか。
辛おますな。
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
猫とじゃれるところとか、御屋敷を誉める際、後の屏風を振り返り
立派な松ですなとか。(写真参照)
花丸さんらしく、随所に笑いのセンス満載。
大トリの、文三さんの出番を意識して、多少控え目か、
それぐらいの余裕をみせる、高座でおました。
五、桂文三・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
笑顔に魅了される。
笑顔の素敵なな噺家さん、大好き、こちらまで自然と顔がほころぶ。
富くじが当たって、おやっさん、何度も「げえぇー」とえづく。
宿屋のおやじも、最後は女将さんまで、「げえぇー」と・・・。
実力派の、四人の精進ぶりが逞しく再認識した、
「出没・ラクゴリラ」でおました。
次回は、8月14日(金)でおます。
第80回・ラクゴリラ
2009年6月9日(火)午後6:30開演
ワッハ上方レッスンルーム
一、記念口上
二、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
三、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」
仲入り
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
五、桂文三・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わいわい抽選会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三味線・・花登益子
09-40-178
凄い盛況・卯三郎さんが客席で何度も呼びかけ、
膝送りを三度するぐらいの大入り満員、約130人か。
一、記念口上
最初に黒紋付に袴姿で、四人が出てきて口上を述べるが、
最後の御自分の番がくるまで、文三さんずっと、頭をさげたまま。
まずは、花丸さん
今回80回と、13年前に、同期の会としてスタート
最初は、37名のお客様で、今日のような多くのお客様に来て頂くなど
夢のまた夢のようです。
また、この様に、ラクゴリラの仲間が襲名と華々しい事をされる
誠におめでたいことで・・・・・。
文三、文(ふみ)が三つと、一つ目は師匠の文枝ヘあてた手紙。
天国からさぞ見守られていることと。
二つ目は、歴代の文三師匠にあてた手紙、
三つ目は、お客さまへの手紙、これは今だ白紙でございます。
これは、今後ますます精進しまして、埋めていくものと思いますと。
真面目なのか、洒落なのか、分らぬぐらい、いたって固めの挨拶。
引き続いて、生喬さん。
結婚式のお袋、堪忍袋、三つの袋みたいでしたなと・・。
実は、今度8月に、横浜にぎわい座に「横浜に出没、ラクゴリラ」と
このメンバーで参加しますが、大体スケジュールは私がするので、
連絡すると、花丸さんは三味線は誰、こごろうさんはギャラはなんぼ、
つく枝さんは、弁当付いてんの、三者三様で聞く事が違うと。
こごろうさん。
本当に、文三さんは気遣いのできる方で、
あるお寺の会の打ち上げで、主催者の方に
料理の刺身を、箸で持上げ、口にいれるまえに、「旨い」・・・。
ああ、これが世の中、上手く渡っていく秘訣かと。
各人、上げては下げての、楽しい口上。
そして、文三さん。
先月は、なんばグランド花月で、800名の大入満員。
そして、今月は東京国立演芸場、300名ですがこれも完売と。
でも、今日このラクゴリラの会で・・同期というのは誠に、良いもので
特に、我々は、落語の目指すところも同じで、この様に続けてこられ、
この会で襲名のお披露目ができるなんて心からありがたいことです
来年は、こごろうさんの、南天襲名がありますが、そのときは
また、このラクゴリラの会でもと考えておりますと・・。
真面目にきっちりと、四人皆の喜びが、あふれた口上。
最後に、花丸さんの発声で、大阪締めで祝う。
「うーちましょ。もひとつせぇ。祝うて三度。」
二、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
実は、文三襲名の、最大の功労者は私の師匠松喬であると・・。
去年の彦八まつりの実行委員長で、その時、昼夜二日公演で
米團冶、春蝶、枝鶴と三人いるので、プレ襲名公演としたいが
あとひとつ空きがある、誰かするもんおれへんか。
実行委員のメンバーに、林家はどうや・・・・・。
文枝一門では・・・と聞くと、居合せるあやめ姉さんが、
一門では、よう、つく枝、文三は、どうやと言うてますと。
そら、ええがな、・・三枝さんに即相談しようかと、
そのあとはとんとん拍子に。
私もその場にいましたが、こんなに簡単に決まって良いのかと・・。
松喬が,実行委員長でなければ、
あやめ姉さんが,その場にいなければ、
つく枝の名が,でなければ、
偶然に偶然が重なれば、必然になると。
まあ、普段からそういう声があがるのは、必然だったからでしょうな。
噺は「つる」、誠に結構でおました。
登場人物、一人一人のキャラクターが出ており、重みがある。
今、落語講座の先生らしいが、生喬さんにつけてもらう「つる」、
・・・・・真打が演じる、前座ばなし、価値ありますな
三、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」
これは、辛い。・・・・間抜けさと、こざとさが同居している喜六。
なかなかのできで、春團冶師匠と台詞のかぶりは半分ぐらいか、
丸っきり、こごろうさんの「野崎」になってはいる。
、
でも、何か、聴いていて、春團冶師匠から離れようようとするほど
離れることができなくて、もがいているようにも見える。
いや、聴き手の私が、春團冶師匠の呪縛から出れないのか。
辛おますな。
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
猫とじゃれるところとか、御屋敷を誉める際、後の屏風を振り返り
立派な松ですなとか。(写真参照)
花丸さんらしく、随所に笑いのセンス満載。
大トリの、文三さんの出番を意識して、多少控え目か、
それぐらいの余裕をみせる、高座でおました。
五、桂文三・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
笑顔に魅了される。
笑顔の素敵なな噺家さん、大好き、こちらまで自然と顔がほころぶ。
富くじが当たって、おやっさん、何度も「げえぇー」とえづく。
宿屋のおやじも、最後は女将さんまで、「げえぇー」と・・・。
実力派の、四人の精進ぶりが逞しく再認識した、
「出没・ラクゴリラ」でおました。
次回は、8月14日(金)でおます。
第80回・ラクゴリラ
2009年6月9日(火)午後6:30開演
ワッハ上方レッスンルーム
一、記念口上
二、笑福亭生喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「つる」
三、桂こごろう・・・・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」
仲入り
四、林家花丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ろくろ首」
五、桂文三・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「高津の富」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わいわい抽選会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三味線・・花登益子
09-40-178