ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

芝浜謎噺~愛川 晶

2011-12-25 03:25:24 | 本の少し
芝浜謎噺 (神田紅梅亭寄席物帳) (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社

☆☆

前回読んだ、「道具屋殺人事件」に続いての第二弾。
自分たちの周りで起こる事件を、二つ目落語家の寿笑亭福の助と妻の亮子が、師匠の馬春に相談し、
提示されたヒントで、落語を改作し高座で演じると、事件が解決・・・・すべてこのパターン。

でも、この本では「野ざらし」、「芝浜」、「試し酒」の三席が題材になっているが私にとって、一番おもしろいのは「芝浜」
作者は、上辺こそさりげなく装っているものの、中身は作者が考える本格推理の理想形というが、
私には、深く中身を掘り下げてくれるて落語の噺そのもの、どんな落語本より楽しい。

落語家の舞台裏なんぞ、師匠と弟子,落語家とその家族、何気ない日常が覗くことができたようでおもしろい。
落語大好きファンは早速、読むべきですな。

あと「うまや怪談」、「三題噺 示現流幽霊」とあと二冊、出版されているようなので、早速探さなければ・・・。


にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 落語へにほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする