ゲゲゲの女房 | |
クリエーター情報なし | |
実業之日本社 |
☆☆☆☆☆
NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の原作。
水木しげるの奥さんの武良布枝さんが、好きな漫画に打ちこむ夫を支え、
おおらかにほがらかに生きていく自伝物語。
本を読んでいくと、夫は水木しげるさんそのままですが、ヒロインの奥様は
テレビでの女優、松下奈緒を彷彿させるぐらい、清らかで、文体そのものが
飾り気がなく、平易な言葉で語られているが、夫を信じる思いは大いに伝わってくる。
最初に食うや食わずの貸本マンガ家だった水木が“講談社児童漫画賞”を受賞した際、
その快挙は「幸運」でも「奇跡」でもなく、ある意味水木のいうとおり「当然の結果」だと・・・。
私は人に自慢できるような力もなく、なんら立派なことをなしとげたこともない
平凡な人間です。ですからこの快挙は、もちろんすべて水木の努力のたまものです。
でも、私は、あの暑い夏の晩に、仕事をする水木の後ろ姿に感動して以来、
彼の仕事を信じ続けてきました。そのことは、私の生涯最大の「誇り」なのです。
仕事に打ちこむ夫がいれば、それを支える妻がいる。
そんな二人にも、仕事が順調満帆にいきかけてから、逆に会話がなくなり、
貧乏時代よりも、寂しく、精神的にも辛い時代だったと・・・。
共に苦労をする、なんて、今の若い方には死語になりつつなるんでは、
どんなご夫婦も縁あって夫婦なった訳で、この本の副題では無いですが、
「人生は・・・・終わりよければ、すべてよし!」とお互い尊敬しながら
伴侶を信じ、暮すことですな・・・・。
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