呂好一人勉強会
船場寄席
呂好さんファンの40名強のお客様
一、桂小梅・・・・・・・・・・・「道具屋」
一人会と言いながら、助っ人で小梅さん、参加。
下座の太鼓は無いんですが、出囃子のCDのスイッチ係がどうしても要るんですな。
マクラは、急ぎがちに日常のコンビニを扱ったもの・・・・を。
本題に入ってからはいつものごとく、ゆっくりの喋りと間、
これやこれ、今や、これぞ、小梅さんの味に・・・・。
本屋の善さんに会う前に、金魚屋に寄って楽しいですな・・・・、
南天さんはそれプラス、射的屋まで寄りますが。
そう言うと、昔の縁日は、輪投げやスマートボールにパチンコと
遊ぶものが色々とありましたなぁ。
最後は、「抜けるもんは無いのか」の客に、
「それやったら、お雛さんの首が抜けます」のところのオチで終了。
二、笑福亭呂好・・・・・・・「たいこ腹」
去年の1月29日に、この呂好一人勉強会したのですが、
丁度一年同じ日にと、一年ぶりの二回目の開催です、と。
兄弟子たちの色々なハナシを中心にマクラを、
演目は「たいこ腹」、呂好さん、最高。
芸が無くて、口だけで生きている幇間の説明を十分にしてからスタート。
この噺、茂八がお茶屋に入ってくるなり、女将、お富さん、お梅さん、
最後は「ねこさん、ご機嫌さん」と、猫にまでべんちゃら使い、
皆さんにご機嫌伺いするところ、・・・まずは、ここの出来で決まりでおますな。
如何に、茂八、口だけ、それもご機嫌伺いだけで商売しているのが丸わかり。
あとは、茂八の、お金への執念が見どころ。
とんとんと進むところ、安定感があって、呂好さん最高。
若旦那も若旦那ですが、それにつきあう幇間という、商売も大変ですな・・・
「愛宕山」「百年目」「鰻に太鼓」「猿後家」にでてくる幇間さん・
仕事ぶりは、たいへんなもんですな。
三、笑福亭呂好・・・・・・・「まめだ」
今迄に聴いた、春之輔さん、米朝一門につながる、
この上品さ、呂好さんにピッタリ。
三津寺さんの前を通る度にに思いだす「まめだ」。
呂好さん、軽い人情噺で、よろしおますな。
四、笑福亭呂好・・・・・・・「弥次郎(鉄砲勇助)」
仲入り後、呂好さん、出てきて、
実はもう一本ネタおろしをを考えていたのですが、あがらず、
次に演じるのは短いので、そのあともうひとつ、演らしてもうてよろしいか
・・・・押しつけで、迷惑になりませんか、と。
お客さんからは、「演って、演って」の拍手・・・・。
次の噺は、たま兄さんに付けて貰った噺です、と。
稽古は独特のもので、笑いの原理、笑いのツボまで、
なぜここで、この言葉、この仕草をするのか、こと細かに解説し、
親切に教えていただきましたと。
たま兄さんの頭の良さに、ついていけない処も多々あったらしいですが・・・。
噺は、嘘つき、ほら吹き、せんみつのはなし。
「木曾の山奥」、「山賊」に続いて「イノシシ」、北海道へ移って
「小便が凍る」「家事が凍る」・・・・・。
全部、「オチ」がたまさん風、その間合いがたまさん風。
あのショート落語につながる、「オチ」。
呂好さんの後ろで、たまさんがチラチラ見え隠れして、
それはそれで、楽しい一席でおました。
五、笑福亭呂好・・・・・・・「近日息子」
最後は、十八番になっている「近日息子」。
この安定感に裏付けされた、躍動感。
ご自分でも演じていて、楽しい噺の一つとか。
噺家さん、こういう噺が増えていくことが、
本当の意味でのレパトリーが増えるということなんでしょうな。
呂好さんで、今もう一度、聴いてみたいのは、
「色事根問」と「天狗裁き」でおます。
お客様の、要望もあって、次回は、今年、5月に開催予定とか・・・・
またまた、新ネタも聴けそうで楽しみですな。
呂好一人勉強会
2016年1月29日(金)午後7:00開演
船場寄席
一、桂小梅・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、笑福亭呂好・・・・・・・「たいこ腹」
三、笑福亭呂好・・・・・・・「まめだ」
仲入り
四、笑福亭呂好・・・・・・・「弥次郎(鉄砲勇助)」
五、笑福亭呂好・・・・・・・「近日息子」
2016年1月29日(金)午後7:00開演
船場寄席
一、桂小梅・・・・・・・・・・・「道具屋」
二、笑福亭呂好・・・・・・・「たいこ腹」
三、笑福亭呂好・・・・・・・「まめだ」
仲入り
四、笑福亭呂好・・・・・・・「弥次郎(鉄砲勇助)」
五、笑福亭呂好・・・・・・・「近日息子」
呂好さんと小梅さん
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