小澤征爾さんと、音楽について話をする | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
☆
村上春樹さんが、小澤征爾さんと、音楽の話を・・・
小説家らしい春樹さんの質問に、しばしば沈黙する征爾さん。
バーンスタインやカラヤンに師事した征爾さん、曲目のレパートリ―なんぞ
まるで落語家と一緒、まさに稽古をつけて貰うように、一つ一つ増やしていく。
マーラーとの出会いもひたすら、スコアを読み込むだけで、レコードを聴いた事もなかったと、
そうそう、自分のレコードもまるっきり聴いて無いようで、途中で、レコードマニアについて
実は「僕はもともとレコード。マニアみたいな人たちがあまり好きじゃなかったんです。」と、
でも春樹さんの音楽の聴き方は深く、見る目の違いも「なるほど、こんな見方もあるんだ」と、
新しい体験だと・・・まあ、結構、私もクラシック聴きながら何かをしていることが多い。
でも、落語は困ったもので、CDとかDVDの録画したものを画面を見ず音だけを聴きながら、
パソコンをしようとするのですが、落語は頭の思考がとられるのでまるっきり無理。
そういう意味では、本を読む時やプログを打つ時のクラシックはなかなか良いもんでおます。
また、きちっとメソッドをもった恩師斎藤先生とのやり方には、征爾さん反抗していたとは意外。
「指揮にしても、教えることにしても、こうあるべきだという形を用意してくんじゃなくて、
その場で相手を見て決めるというやり方と。相手がやっていることを見て、その場で対応していくので、
僕は教則本など書けないと・・・相手によって言うことが違う・・・・」でも、これが逆説的にみれば
世界の色んな有名オーケストラと、少ない時間で一緒に音楽をつくる秘訣なんでしょうな。
ベッドでこの本を読みながら、聴いたCDを紹介。
Beethoven「ピアノ協奏曲・NO3」・・・(P)インマゼール・ブルーノ・ワイル指揮・ターフェルムジークバロック管弦楽団
Beethoven「ピアノ協奏曲・NO3」・・・(P)グルダ・ホルシュタイン指揮・ウィーンフイル
Beethoven「ピアノ協奏曲・NO4」・・・(P)グールド・バーステイン指揮・ニューヨークフィル
Beethoven「ピアノ協奏曲・NO4」・・・(P)ペライア・チェリッヒダッケ指揮・ミュンヘンPO
Prokofiev「ピアノ協奏曲・NO3」・・・(P)ワイセンベルク・小沢征爾・パリ管弦楽団
Bizet「交響曲ハ長調」「カルメン組曲」「序曲、祖国」・・・小沢征爾・フランス国立管弦楽団
Brahms「交響曲・NO2&NO3」・・・小沢征爾・サイトウキネンオーケストラ
Faure「ペアレスとメリサンド」・・・・小沢征爾・ボストン交響楽団
Berlioz「レクイエム」・・・・・・・・・・・・小沢征爾・ボストン交響楽団
Mahler「交響曲・NO1」・・・・・・・・・・若杉弘・ドレスデン国立歌劇場och
Beethoven「弦楽四重奏曲・NO13」・・・ベルリン弦楽四重奏団
Ravel「弦楽四重奏曲ヘ長調」・・・・・・・・・・エマーソン弦楽四重奏団
まあ、すべて、途中からは寝てしまっているのですが・・・
音楽とともに心地よい時間が過ごせる
小沢征爾さんと村上春樹さんの対談集でおます。
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