
春風亭一之輔独演会~2025.02.02
今日は、一之輔さんの独演会。3階は使ってなくて、1階、2階はほぼ満席。笑点効果もあるんでしょうか。毒舌も控えめで、少し薄めの一之輔さん。全国区になっておとなしめになったんでしょうか。
でも、「悋気の独楽」も「ちりとてちん」も普段、上方で聴いているのとは、捉え方も大いに違って、改作と言えるぐらい、お好きなところだけグーっと広げて、あとはバッサリカット。こんな仕上げ方もあるんですな。
一、春風亭貫いち・・・「熊の皮」
初めての演目。このように江戸の珍しい噺が聴けるのは嬉しい。しっかりもんの女房と尻に敷かれている亭主。でも上方落語にでてくる夫婦とはちょいと違う。「船弁慶」「厩火事」「堪忍袋」上方の方は少し抜けてるが・・・。
二、春風亭一之輔・・・「悋気の独楽」
大いに割愛。女将さんと女中のお竹とのやりとり、そして定吉が帰って来てから女将さんとの言い訳のところなんぞはバッサリカット。結構おいしいところなんですが勿体ない。独楽を回すところもあっさり目、向こうの寄席は普通15分、普段から短めにまとめられてるんでしょうか。
三、春風亭一之輔・・・「ちりとてちん」
これも、あっさり目。竹が出てきてからの嫌味もあっさり目。本日はすべて薄味でおますか?関西はお出汁は薄めですが、落語は濃い目。一之輔さん期待が大きすぎるのか、少し物足りない落語が続きます。
四、春風亭一之輔・・・「浜野矩随」
こういう噺。江戸っぽくてよろしいな。甚五郎とか、名人、名工が作る職人技。「抜け雀」「ねずみ」「竹の水仙」、すべて講談ネタですか。「鼓ヶ滝」も含めて、講談ネタ好きでおますな。
春風亭一之輔独演会
2025年2月2日(日)午後2:00開演
南海波切ホール
一、春風亭貫いち・・・「熊の皮」
二、春風亭一之輔・・・「悋気の独楽」
三、春風亭一之輔・・・「ちりとてちん」
仲入り
四、春風亭一之輔・・・「浜野矩随」




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