ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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遊喬さん二席~高安寄席

2010-02-21 00:21:53 | 笑福亭松喬一門

席亭さんと高座

夕方からは、高安寄席ヘ、
個人のご自宅でありながら、30名は入れる立派な高座。

遊喬さんの、じっくりたっぷりは、高安で味わうつもり。


満員御礼の客席・・・・我家で落語会、凄いですな。

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まずは、席亭のご挨拶に続き、キノピーさんがマジックを披露。
四連のリング繋ぎと、千円札が一万円に変るのを
真近で見ているが、タネが見えない。
プロのテクニックというのは、素晴らしい.

キノピーさんに会える店 。magic bar CARD SHARK

お客様は、25名程で、ゆったりとしているが、
若い女性の方が多く、華やいだ雰囲気の、落語会。


一、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」

バンクーバーオリンピックの話から、ジャンプやカーリングなど
連日、テレビにくぎづけとか・・・。

噺は「牛ほめ」、どっしりとした、噺っぷり。
ただ、大阪のアホ、せっかく教えてもうたのに、
床の間の掛軸褒めるのを、忘れたのはあきまへんな。

でも、普請を誉めに行っただけで、小遣いが貰えるなんて、
昔は、親戚付合いが濃い、良き時代やったんですな。


二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

二席目は、トリネタをたっぷり。
水がもれる茶碗が、鷹司公の元から、時の帝、お天子さんのもとヘ。
そのお天子さんの、「これ茶金・・・」の遊喬さんの一声、一段とすっとんきょなお声。
一般の庶民とかけ離れたお方だけに、次元の違うお声だったのではと思える。

ただ、茶金さんが、「あんさん、大阪のお方。京の人間には、真似できまヘンな」
と、随所で出てくる大阪弁の使いが気になる。・・・・女性は、おヘン、とは言いますが。
そこは「できまセンな」か、「できん」ではと・・・
何となく、京の茶金さんでは無く、高槻あたりをうろうろしているようで落ち着かず、
・・ほんま細かくて申し訳ございませんな。

鷹司公が書いた和歌一首
「清水の音羽の滝のおとしてや、茶碗もひびに森のしたつゆ」
ええ、歌ですな。・・・この和歌だけでも、この噺の品格が解りますな。

でも、今日の遊喬さん、二席ともサゲの後に、
「はてなの茶碗でございました」と・・きっちり演目をおっしゃってました。
こういう会では、後での演目紹介もないので、お客様にお知らせする心づかい
にくいですな。

これからも、「高安寄席」、年二回のペースで行なわれるとか、
第三回目、今から、待遠しいでおますな・・・・。



第二回・高安寄席
2010年2月20日(土)午後5:00開演

一、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」
二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

10-11-44


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