ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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今週もまた、熊取で落語会~笑福亭松枝

2011-05-28 18:12:47 | 落語


今日もまた、熊取へ、笑福亭松枝さんの落語会へ、
笑いと健康と題し、ピンクリボン主催のがん検診啓発と癒しの会。

一時間の予定なので、落語は一席はあるのか・・・
でも全国、講演で飛び跳ねておられる松枝さんの講演そのものも大いに楽しみ・・・
落語家が話させる講演とは・・・・。

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会場の中家住宅、重要文化財で素敵な邸宅。


大きな入口、入って大きな土間があり、左手には水回りとへっついさんもある。


天井が高く、声が抜けるので、急遽マイクとスピーカーを用意。
お席は、座布団席が40席、後ろの床几席が80席、ほぼ満席。


小さいが高さのある、ほんま高座。


一緒に行った、落語仲間の井上さん。

特定非営利活動法人 ピンクリボン大阪が主催の、
がん検診啓発と癒しの会「笑福亭松枝落語会」・・・・笑いと健康・・・に参加。

あくまで~笑いと健康~についてのお話しとしての「落語会」
通常の落語会とは違うので、司会の方も、松枝先生と呼んだり、松枝師匠と呼んだり。

まずは、お偉いさん方のご挨拶が続く、
中西誠熊取町長さんの挨拶、そして新田谷修司泉佐野市府会議員さんのご祝辞。
泉佐野市長、阪南市長、の紹介と各祝電のご披露、約15分。

そして、松枝師匠の登場。
今日は「笑いと健康」についてのテーマに基づいてのお話し。

まずは、笑いとは、小噺の紹介。
「トリが何か落としていったで」、「ふーん」
「隣の家に囲いがでくたで」、「へー」
「向こうから、坊さんが来たで」、「そう」
なぜ、人は笑うのか、落語を挟みながら、紐解いていく。
不安から、安心の領域に達した時、笑いがおきると。
まさに、枝雀師匠の「緊張と緩和」である。

赤ちゃんが泣いているいるのをあやす時「いない、いない、ばぁー」で笑うのはなぜか。
赤ちゃん自身が「いない、いない」のあとに、「ばぁー」が予測しており、それが当たったので
喜んでいると。決してあやしている人の顔がオモシロいので笑っているのではなく、
安心の中の繰り返しの学習結果であると・・・・・。

いろんな、ハナシを混ぜながら、時には「アルキメデスの法則、知っている方」と
会場のお客さんを緊張させといて、ほぐして笑いをとるなど自由自在に、
まさに、笑いのツボを押さえるとはこういうことなのを実験し、
もちろん笑いをとりながら、はなしをすすめる。

謎解きのおもしろさで、「秘伝書」を披露し、ほんまにあるんかいなという感じで、
鉄砲勇助のマクラで使われる、「お国訛り」の、勘違いの笑いを紹介。

最後は、ドンデン返しの笑いで「勘定板」を一席。
まあ、何で最後が「勘定板」になったのかは、ご本人も解りませんとおっしゃっていましたが、・・。
色んな噺をおり込みながらの、45分、初めての体験に感動でおました。

上方落語界、きっての理論家の、松枝さん。
人柄も上品で、気づかいのある飄々とした笑いに、どっぷり魅了される。

笑福亭の御意見番は健在でおますな。


笑福亭松枝・落語会
2011年5月28日(土)午後3:30~
熊取町 中家住宅(重要文化財)

一、笑福亭松枝・・・・・・「秘伝書~お国訛り~勘定板」

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