楽屋顔-噺家・彦いちが撮った、高座の裏側- (講談社プラスアルファ文庫) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
☆
林家彦いちさんが高座の裏側の写真集。
1990~2004年まで撮り溜めた「楽写」(楽屋写真)
好きな先輩、仲間がいっぱい。
一番印象に残るのは、高座袖から仲間の高座をみる噺家の顔の写真。
じっくり聴くもの。ゲラゲラ笑うもの。
「うれしい」、「楽しい」、「なるほど」、「チクショー」、憧れと嫉妬、ライバル心が渦巻く。
そして、四代目の桂三木助のそれぞれの写真。
冗談を云う、ご機嫌の表情。
小朝さんとくつろぎ語らう三木助さん。
出番直前、目をつぶりながら、何か言葉を繰り返す三木助さん。
亡くなられた本人に替って、自宅へ写真掲載の承諾を得るために自宅へお伺いする。
おられた、三木助師のおねぇさんとおかぁさまにお願いすると、
「是非お仲間に入れてあげてください。・・あの子も喜ぶと思いますよ。」と喜び、涙ぐまれる。
今、元気な噺家さんたちの前座、二つ目の若き時の写真も多く、
真打になる日を目指す輝ける若き楽屋、苦しい修行中でありながら、
カメラを向けられれば、誰もが笑顔で返す。
笑顔、笑顔、満載の一冊でおます。
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