今日は恩狸さんが明日奈良で「たちきり」をするので、おさらいのためトリの出番で出演。大智さんの上手い「子ほめ」に続いて、伯枝さんの「へっつい盗人」、三者三様の充実の落語会でおました。
一、笑福亭大智・・・・「子ほめ」
大師匠の仁鶴師匠がお亡くなり、近頃は孫弟子たちがかわりべんこに仁鶴師匠のお家へ、お酒をいただいたりいろんなお話をお伺いしたり、孫弟子には甘いようで聞いているだけでほのぼのとしてくるお話いっぱい。大智さんの仁鶴師匠の声色は絶品で、途中大智さん語っていて思い出したのか、涙ぐんで声を詰まらせておられた。仁鶴師匠と直接お話ができたなんて、落語家人生での宝物ですな。
噺は「子ほめ」、しっかりした話しっぷりで、智丸さんに次いで仁智一門でお気に入りの噺家さん見つけましたで。
二、笑福亭伯枝・・・・「へっつい盗人」
いつもは,香盤順でいうと伯枝師匠がもちろんトリなんですが、モタレの位置で先に出てこられたのは伯枝師匠。仁鶴師匠、仁鶴兄さんの思い出話を。やはり兄弟弟子でも、雲の上の存在で、前に出ると緊張で固まってしまうと、でも六代目の看病でご苦労さんと、伯枝さん、忍笑さん、鶴笑さんの三人にレポーターの仕事を世話してくださったり・・芸には厳しかったが、普段はニコニコと優しい兄弟子だったようです。
噺は「へっつい盗人」、亡くなられた鶴志さんのくすぐりも入れながら、楽しいたのしい一席を。
三、桂恩狸・・・・・・「立ち切れ線香」
翌日、奈良の落語会で「立ち切れ線香」するんでこのワンコインで演らして貰らいたいと伯枝師匠にいうと、笑いの少ない重い噺やから最後でとトリの大事な位置を与えて頂きました。十年選手の落語家さんが大ネタの「たちきれ」をするとは。この噺で大事な、地唄の「雪」はCDで上手く挟み込んで上出来。今の若手は実力揃いですな。
第200回・和泉ワンコイン寄席
2021年8月21日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ・3階
一、笑福亭大智・・・・「子ほめ」
二、笑福亭伯枝・・・・「へっつい盗人」
三、桂恩狸・・・・・・「立ち切れ線香」
第201回・和泉ワンコイン寄席
2021年8月28日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ 3階
一、笑福亭鶴太・・・「」
二、桂華紋・・・・・「」
三、笑福亭伯枝・・・「」
第202回・和泉ワンコイン寄席
2021年9月18日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ 3階
一、桂笑金・・・・・「」
二、月亭天使・・・・「」
三、笑福亭伯枝・・・「」
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