おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ゲルギョフ・デン ~またまた祝日だらけだ!!

2007-05-08 17:38:51 | ブログ

4月半ばのヴェリク・デン(復活祭)から5月前半にかけて、どこでもスーパーで「アグネ」が売られています。アグネまたはアガンツェはいってみれば「ラム」かな?この時期羊を焼いて食べるのが習慣のようです。

Bosshitsuji ところで、羊ってかわいいですよね~!毛がいっぱい生えているときはモソモソゴワゴワしていて! 50代くらいの人だったら実家で羊を飼っていたという人はけっこういます。たとえば、頻出のエメ。ブルガリアではだいたい一軒で買う羊は数頭ですが、「幼稚園のお迎え」のごとく羊飼いが近所の羊を集め、草の生える野原に連れて行き一日そこで過ごして夕方に各家に送り返す、というところが多いそうで、エメはその羊飼いを子供の頃にやっていたそうです。

「あたし、羊大好き!! エヘヘ(約60歳のおばちゃんエメはいつもこう笑う。)すごーくカワイイんだよ~!!」

Mikaeriyagi ところでブルガリアでは羊は「アホ」で「ノロマ」、ヤギは少し「お利口」と考えられています。誰かに導いてもらったり、守ってもらったりしないとダメのようです。エメ曰く、「だいたい群れにはボダッチ(リーダー)になるオスがいてそれが羊飼いの言うことをよく聞いていたり、危険が迫ると立ち上がったりして、それにみんながついていくんだよねー。」 なるほど。そのせいかヤギは一頭飼いができるけど羊は必ず複数頭ずつ飼われているもんね。ヤギも羊といっしょにお散歩に出かけます。羊ばーっかりのグループによく見るとヤギ、ということもありますし、ヤギ10頭くらいに羊2,3頭というのも見ます。ラドミルのある家では同じ柵の中にヤギも羊も飼われています。同居できるんだな~。

Sheepandgoats 題名の「ゲルギョフ・デン」、なんでも「聖ゲオルギの日」ということで、ゲオルギ、ゲルガーナ、ガーリャという人たちのイーメン・デン(名前の日)でもあります。近所のスーパー「ビラ」では、キロあたり10レバ以上!! とんでもなく高い!!羊肉がいっせいに売り出されます。その上、羊を飼っているところでは一頭しめて、焼きます。「コルバン」とよばれています(捧げ物の意)。エメ曰く、「一頭、フルナ(オーブン)で焼いて家族みんなで食べたよ・・・昔はね。今は羊を飼うのも買うのも高いから・・・」 でも、一頭分ってけっこうスゴイ量じゃないの? 「うん、3日くらい食べれるけど・・・、もう後半はイヤになってくるかな。」

ラドミルあたりを通るといまだに羊を庭でしめている様子を見ることができます。木から吊り下げられて皮をはがれていたり、足を縛られて子羊が連れて行かれていたり・・・ 捧げ物の名のもとに羊が大量にしめられる祝日・・・ 豚のときと同様、動物がト殺されるのってあんまり見たくないな~、ってまたまた矛盾・・・ スーパーでパックで売られていると買えちゃうんだもんね。でも、祝日に乗じて、普段は5レバくらいの羊肉が10レバ以上とは!! やっぱり買う気がしな~い!!!

コメント (8)
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