おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

“イナバウアー”より”ピンポンパン”の方が先なのね!! ~オペラ「トゥーランドット」

2015-06-13 18:07:18 | アート・文化


「イーゴリ公」を観て、その後感動しつつ出口に向かうと、ここソフィアのオペラは「トゥーランドット」のほうがより自慢だ!! との噂が・・・ 何年か前に友人から「トゥーランドット、見に行かない?」って誘われたんだけど・・・ でもそんなにすごいの? 何でも「ディミトローヴァ」という歌手がとても有名で、その彼女の十八番がトゥーランドットだったらしい・・・ 彼女の写真が劇場のホワイエに何枚も飾られ、彼女が着ていたという重厚な衣装も飾ってあった・・・ そんなにすごいんなら見てみなくっちゃ!!

マリアンナの衣装はどちらかというとこっちのほうがより大変そう・・・ 縫いにくそう・・・ あっつーい生地のドレープがスゴく重そう・・・ でもそれがこのオペラを盛り上げています。

日本人的にはこの「トゥーランドット」の舞台は中国・・・ 「あァ~こっちの人的には中国ってこう見えるのネ~」っつー感じで興味深い。この辺の人にとって「未知の世界」はこういうイメージなのですネ~、すぐ首切るとか・・・(笑)

劇中では、重要な役として3人の大臣たちが出てきます。この3人の名前が「ピン」と「パン」と「ポン」!! ええ~っ!? ピンポンパン?! アラフィフ世代のワタクシになじみ深い!! ちっちゃい頃、出たかったんだよなァ~、そしてあの「おもちゃの木」からおもちゃもらいたかった・・・ 「何でウチの親は応募してくれないの? どうしたら出れるの?」といつも思っていたあの番組・・・ それとぴったりなちょっとコメディータッチな登場場面もツボでした!!!

PING-PONG-PANG

 その後、あのフィギュアスケートの金メダリストのフリー演技で用いられた、有名な「誰も寝てはならぬ」が主演歌手(カラフ=これまた韃靼人なんだけど・・・こっちのほうはモンゴル系?)によって歌い上げられました。ウットリ・・・ でも、先に出てきたピンポンパンが気になっちゃって~(笑)

Shizuka Arakawa Olympics 2006 LP

またまたオペラの内容、設定に気がいっちゃうのですが、「私の名前が分かったら・・・」っつーのって!! その出題スゲーな~と・・・ でもそうやって、「なんて名前だろう・・・ この人って!?」と考えさせ続けるっていうのも恋のテクニックなのかなァ? う~む、誰が誰を好きになるって結構分からん・・・ ナゾ解きっていうのはそういうことなのか?

どシロウトのワタクシでしたが、ネットでググる前に観た「トゥーランドット」!!! 引き込まれました~!!! ねむくなるどころか!! ホント!! 寝ちゃダメってば!! ブルガリアに来てオペラのサイトでこれがやってるって分かったら絶対観てみるといいっ!! と思いました。夏の明るい時間の長いこの時期、ソフィアでも、そしてブルガリアのいろんなところで「野外オペラ」なんてやるみたいだし!! 

それにしても、これまで10年間で2回しかこの劇場で見たことなかったのに、1週末で2回も見ちゃった・・・ オペラづいちゃって、その美しさに目ざめちゃいました!! ウチでうじうじネットで動画見てるより、夕方外に出て、リーズナブルなチケットで本物の芸術を見て、帰りにおいしいものを食べてゆっくり帰ってくる・・・ スカッと気分転換、なんて贅沢なんだろう!! やっぱりブルガリアってフボボなところだっ!!   

コメント (3)
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