今日も庶民行き交うリューリン・・・ ケータイの料金を払いに「グローブル」の窓口へ。
「お客様!! 今「ポダラック・オト・サルツェ」(心からの贈り物?! 嘘こけっ・笑)で新しいアパラット(機械、つまり電話機のこと)を差し上げています!! まったくの無料です!! ただリチュナカルタ(IDカード)を登録いただくだけです!!」
う~む、アヤシイなぁ~!! そのときは、「え~と、また次の機会に・・・」と、そそくさと引き上げてきました。
最近、ケータイやインターネット、ケーブルTVの会社の競争が激化しているせいか、窓口にいる若いコたちに、「なんとかうまいこと言って契約を取って成績を上げたい!!」という感じがアリアリになってきました・・・ 昨年も同じグローブルの窓口で、
「この契約を追加すれば新しい電話機をプレゼントの上に全体としてお安くなりますヨ。」と勧められ、そうしました。でも次の月からドドーンと高くなり、同じ窓口に文句を言いに行くと、
「あ、でも、ホラっ、無料通話分がすごく増えたでしょう?これを使うと、使わないときと比較して安いことになるんですよ」・・・と言い切ります。でも結局、ワタシのケータイの番号を知っている人は前からの電話番号にかけてくるので、そこから折り返しの電話をすると結局無料通話分を使わないことになってしまって・・・
いろいろブルガリアの昔話などを見ると、こういう「ヒットロスト」、日本語で言うと「狡猾さ」を美徳とする傾向があるのでしょうか、その場でうまいこと言って売り抜け、後で文句を言われても平気、という人物がヒーローとして登場してきます(もちろん、それは抑圧的な圧制者に仕返しをする手段として、なのですが・・・)。 ただ、困るのが、最近の若い人たちがそういうやり方で顧客に接しているように感じること。年配のおばあちゃんたちは、
「安くなるって言うから契約したのにならなかった!だまされた!!」とよく言っています。ホントはだまされていない・・・ 実は契約書にはきちんと書いてあったりするのですが(でも時々分からないほど小さな文字で・・・)、こちらも注意していないと「お安くなります」という言葉に気がいきすぎて、実は高い契約をさせられてしまうのです。
最近も、「インターネットにあと1レバでケーブルテレビをつけませんか?」や「ナンバーポータビリティーで別の会社の携帯電話をウチの会社のにまとめませんか?無料通話分が繰越できるのはウチだけですよ!!」とオファーされましたが、もうイヤな思いはしたくないので、「いや、結構です。今のままで十分です」とはっきり言うようしました。(もちろん、全ての契約にそんなアヤシイ付帯条項がある、といっているのではありません・・・ ただ今の契約内容に満足しているので変える手間とあとで違うことが分かったときのヤラレタ感と自己嫌悪がイヤなだけです・・・)
若くてキレイな女の子がカウンターにいっぱいいてニコヤカに対応してくれて良かったんだけどなァ~。資本主義の原理に基づいて自由競争をするんなら、口のうまさではなくて価格とサービスで競ってほしい・・・ このままではEU最貧ブルガリアで、たいしたサポートもサービスもないモバイルやインターネットの契約が価格のみ先進国並みになってしまいそうです。
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