おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ラキアは「ドマーシュナ」がホントは一番なんだけど・・・

2016-07-13 18:53:11 | グルメ

「近いうちにブルガリアに行きます!」というだんだんさんのリクエストにお答えして・・・どんなものが日本へのおみやげにいいか・・・というと、一つはラキアでしょう。果実が原料の蒸留酒で、ブランデーの仲間ですが、あんなにキチンと貯蔵しません。こっちの人々は作ったそばから飲んじゃうから・・・(笑)

果実もぶどうやあんず、プラムなどいろいろで、しかもブルガリアではそこら辺りに実のなる木があるので、その辺から集めてくればラキアなんてすぐ出来ちゃう!!という感覚です。一番よくもらうのが「ジャンキ」のラキア!! 

ジャンキはプラムの一種で、アメリカでは「アラビアン・プラム」的な名前で知られています。近くに住んでいる人は皆、その辺の果実の木を熟知していて、「この木の実は甘い、この木のはすっぱくてダメ」と甘い実だけ集めていきます。だからウチの建物のすぐ横に

「ヴィシュニ」(サワーチェリー)、

「チェレシ」(さくらんぼ)、そしてこの「ジャンキ」の木があるのですが、人々はこのジャンキの実だけを集めてくっ!! 高級さからいうと順番が違うような・・・ サワーチェリーの方が高そうなのに!! ほかの木の実には目もくれず・・・ 取られずに残った実はボトボトと道に落ちてそこで発酵開始!! 

だから夏場は甘酸っぱく臭いニオイがドォーッと!! でも、アルコール度数を上げて風味豊かなラキアをつくるには素材の果実が普通に食べてもおいしいものの方がいいもんね。ワタシにはよくわかんないけど・・・(違いの分からない人間なもんで・・・ダバダ~。笑)

ぶどうのラキアはまず普通にワインをつくって、その搾りかすでもう一度発酵>蒸留してラキアにするそうです。ホントにもォ~ブルガリア人って酒好きー!!! おいしいラキアにこだわる人は搾りかすではなくキチンとぶどうでつくる、ということもあるそうですが、もう蒸留されていると何からできているかも分かんないし。

人によってはジンなどの蒸留酒をもう一度蒸留してアルコール度数75度くらいの「ラキア」をつくったりもします。(でもそれってもうラキアじゃないよネぇ。ちなみに写真はウチの大家、エンチョおじさんの作品。見ただけじゃ何だか分かんないけど。笑)

なので、ラキアの面白さは地方の村々でその辺のおじさんおばさんがつくるのを飲んでみるっ!!ということです。ソフィア市内でも各パザールで売ってますヨ!! まァ、ちょっとバクチ的要素が・・・ 当たりはずれはあります。あしからず・・・

安全なのをスーパーで、となったら、だいたいワインのメーカー名と比べてみるといいのが見つかります。ワイナリーはほぼどこもラキアをつくっています。ワイナリーのラキアは少しお高めですが、まあ納得のいくものが多い気がします。

その他では「ペシュテルスカ」、「タルゴヴィシュテ」、「カルノバツカ」、「カイルシュカ」はよく売れているようです。ぶどう以外では「トロヤンスカ」は有名で、これはプラムのラキアです。スーパーやお酒を売っているお店では小さなプラスチックボトル入りのラキアもあるので、税制上の制限の中で日本に持って帰るにはいろんなラキアをこの小さいボトルで買ってみるのも手かもしれませんネ。アルコール度数40度、だしね。

ラキアのお供は「ショプスカ・サラタ」!! シレネ(白チーズ)とトマトときゅうりの上にサラダ油のシンプルなサラダです。チェーサーには「アイリャン」=少し塩を入れたヨーグルトドリンク。おみやげを選ぶ前にこちらのレストランに入って試してみてはいかがでしょう? ヨーグルトとシレネって、超ブルガリアって感じですよっ!!  



 


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2 コメント

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ジャンキ探して三千里 (だんだん)
2016-08-03 18:47:20
むうちえさん、沢山の情報をどうもありがとうございました。ジャンキですがビトシャ(銀座?)を中心にウロウロしたのがまずかったのか、時期が遅かったのか、「キルコフ」でも売っておらず、荒野にはあるだろうと思い、地下鉄で空港近くの駅まで行き、共産団地の群れの中でやっと見つけました。下の方はもうほとんどなくて、さすがに木に登るのははばかられ、一粒だけ食べる事が出来ました。「あ、ホントにプラムだ(笑)」でも、とても美味しかったです。
ラキアはどれも美味しかったです。本当に全てのブルガリア人に「ドマーシュナ」が一番と言われました。しつこく食い下がって、スーパーで買うとしたらと聞いたら、ラキアもワインも750mlで4-8ユーロが無難。3ユーロ以下は駄目と言っていました。Burgas63とБастуните(バステニテ) を勧められました。お友達の多そうなむうちえさん、ターニャおばさん印のジャムやエンチョおじさん印のラキアなどなど、「ドマーシュナ」をウリに商売すれば商売になってお友達も潤って、私達も買えるようになる。ぜひご一考下さい〜。
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ナッツとスイーツ (だんだん)
2016-08-04 01:42:23
ナッツはRoisとAlmondというお店で買いました。ブルガリアはあちこちで安くて質の良いナッツを売っていていいですね。特に煎りたてはとても美味しかったです。真空パックでないので渡すまでに湿気ないか、ちょっと心配ですが。「ヘリ」も買いました。キャラメル味は期待を裏切ってちょうど良い甘さで美味しかったのですが、意外にもマスカルポーネ味が極甘で歯が浮くようでした。ロシアンルーレットならぬロシアンヘリにしてばら撒く予定です。クルミのロクムも、軟弱な東洋人にはちょっと甘過ぎたようです。これもやはり、むうちえさんに頑張って貰って、お土産に最適なブルガリアンスイーツを研究開発販売して頂けたらと思います。またブルガリアに遊びに行きますので、どうぞよろしくお願い致します。
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