先回の「あなたのブルガリア度チェック」のつづきです。
1,2,3,7,8そして10はブルガリアの住環境と関係があったりします。
1と7: ブルガリアの多くの友人はアパートのほかに一戸建ての家を田舎に持っていて、そこの庭で野菜を作っています。10月の収穫のころ、それをビン詰めにして保存し冬の間に食べるのです。トマト、ピーマン、ハーブ・・・ でもお肉好きな人も大丈夫!もし一戸建てのほうに主に住んでいるのであれば庭でブタやニワトリを飼って食用にすることもできます。(ただし、自分で〆ないといけないのがちょっと大変だけど・・・) あとは太公望も多いですよ。釣具屋がたくさんありますし、鯉やフナなんかを近所の川や池で釣って料理した話はよく聞きます。
2: 車を運転するのならいいのですが、グラツキ・トランスポルト(公共交通機関)を使うとなると結構歩くことになります。あっ、でも家の目の前にスピルカ(バス停)があれば少しはましかな? 近所のはずのバス停にはほとんどバスが来なくて、頻繁にたくさんのバスが来る大きな交差点のバス停まで歩いて15分くらいだったり、目的地に行くバスが30分に1本だったりすると「え~い、歩いてしまえ!!」という気になってしまいますが。
3,8,10: アパートの場合は水洗トイレですが、古いアパートでは下水管が細いので使ったトイレットペーパーは流せません。さらに一戸建てだと、外トイレ、田舎ではそれに加えて穴掘り式(水もないことも)・・・ 先回の写真は友人宅の庭の冬の様子ですが、庭の真ん中の掘っ立て小屋がそれです。今は周りの草木が生い茂ってトイレが見えないくらいです。トイレの周りはりんごやさくらんぼ、それにジャンキの木があって花が咲くころはとても美しいのですが、何せトイレが・・・ でも、このまわりの木の果物、「肥やし」が効いててオイシイんですよ(苦笑)。 ちなみに備え付けの家具は年代もので、チープな材質のものが多い(共産体制ではこんなのを作ってたのか、という感じ)のですが、それがアンティークぽくってスキという人もいるかも!! 不動産情報では「ネオブザベデナ」といって何の内装もされていないアパートや家が売りに出ていたりします。つまり自分の好きなように内装していい、ということ。でも、それって左官や塗装などの職人仕事を自分でする、ってコトなんですよねえ・・・
さらに、4,5,6,9はブルガリア人の気質や人間関係に関する項目です。
道であった人やお店の店員と楽しそうに会話することができるブルガリア人。時々うらやましく感じます。そのかわり情熱的で気分屋なところもあるので、人の話を聞かないで怒りだし、大きなジェスチャーつきでひどい言葉を容赦なく浴びせられることもあります。(それも知らない人からも、ですよ。)でも次の機会に会ったときには本人はすっかり忘れていることも多い!! だから言われたことをウジウジ気にしてしまう必要はないようです。日本人的な「察してほしい」という甘えは通用しない代わりに、好きなことは何でも言いあえる・・・ そんな人間関係が好きな人には向いているかも!! 死別、離婚、再婚、同棲が多いせいで家庭環境が結構複雑な人が多く、そのせいで気が立っている、という状況の人と会話を始めてしまうとタイヘン!! こちらがトバッチリを受けてしまいます!! 気をつけましょう。
「ブルガリア度チェック」なんて銘打ってしまいましたが、こちらに住もうかな?とお考えの方々、さらにはブルガリア人と国際結婚をお考えの方々、上記の点は私の独断と偏見に満ちた(?)まったくの個人的見解に基づくものですのでお気になさらずに、まずは「へ~、おもしろい国なんだ・・・」と遊びに来てみてネ(笑)
コメントしていただきました「ふな」です。
まずは琴欧州の優勝おめでとうございます。
国民性というのは面白いものですね。
ブルガリアはなかなかワイルドな感じですね。
それに比べると日本人ってかなり繊細ですねえ。
私の知っている中国やシンガポールの方たちも
自己主張激しく。。
見習いたいような、見習いたくないような。。。
日本人の繊細さ、「相手の感情を汲み取る」ことは美徳の一つだと思います。でも、それを外国の人たちからは理解されたり感謝されたりすることは少ないし、ましてやそれを要求することはできないと思いました、ここに住んで。だから日本にいるときの5倍くらい言葉を多くして、「だーかーら~・・・」なんて”おらんで”ますが・・・
ブルガリア人はどうか知りませんし、管理人さんはブルガリア人と接して相手の感情を読み取らないと感じてるみたいですが。
ただその気遣うポイントや表現の仕方が日本と少し違うから、外国人は相手の気持ちを察さないと思い込んでる場合もあるだろうし。
「日本人は相手に気遣い、外国人は相手の気持ちを察しない、空気を読まない」っていう人って、外国人を勘違いしてるなーと思います。