おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

金持ち・・・ではなく、家持ち!!

2006-09-06 18:09:57 | ブログ

Apartamenti  先日、友人のラルカと歩いていたとき、ラルカの知り合いらしきバーバ(60歳くらい)が、全身黒ずくめで歩いているのに出会いました。親類が亡くなると女性は首から黒いスカーフのような、ネクタイのようなものをつけたりします。全身黒はダンナがなくなった未亡人の「喪服」です。が、ここでラルカは彼女に

「何で黒い服着てるの?」 と不思議そうに尋ねました。あれ??日本人の私でも「これは喪に服している」って知っているのに・・・?? でも、すぐになぜラルカが不思議に思ったのか、なぞが解けました。実は彼女と一緒に住んでいる男性は健在なのです。じゃあ、どうして?? その男性と彼女は「同棲」していて、つまり彼は本当のだんなではないのです。本当のダンナとは離婚せずにほかの男性と暮らしているのですが、その本当のダンナのほうが亡くなったので喪に服しているのだそうです。別居中のダンナの死に喪服を着るのはこちらでも珍しいそうですが・・・ にしても、本当にブルガリアは同棲が多い!!! 若いカップルに限らず、おじさん、おばさん、さらにはディアド、バーバ(おじいさん、おばあさん)までもが!! 誰が誰の配偶者なのか、子供なのかとてもややこしい!!! でも最近分かってきた事情が・・・

<ケース1> アントアネッタは20代。小さな男の子の母親です。一緒に暮らす男性がいます。自分と子供の将来のことを考えて入籍したいのですが、彼の母親から猛烈に反対されています。理由は、「彼女が財産を相続するのが許せない!」んだそうです。最近ではダンナも冷たく、入籍の話を持ち出すだけでケンカになるそうです。

<ケース2> ヴァーニャは50代。現在一緒に暮らす男性がおり、とてもやさしくしてくれるそうです。でも入籍できない。なぜかというと彼の前妻の子供たちが、「ヴァーニャが財産を取りたがっているのではないか」と考えているからです。「そんなつもりはないのに・・・」と彼女は言っています。

Ku6tavselo  これらは私の知るホンの一部ですが、どうも多くの場合財産の相続に絡んで問題が複雑になっているようです。(この相続に関するブルガリアの法律について友人たちに聞くのですが、まだ言葉が十分でないこともあり全部は分かりません。でも、話し方からするととにかく大事で大変だということは伝わってきます。) 現金収入の少ないブルガリアでは、家やアパルタメントは大切な資産。また年金もきちんと結婚が登録してあれば、配偶者が死亡した場合にその何割か受け取れるそうです。(といってもスズメの涙ですが・・・) 愛する人には受け継いでもらいたいけどそうじゃない人にはイヤだ!! アイツにやるくらいなら離婚には同意しない!! 私が全部もらってやる!!! ということなのでしょうか?気持ちは分からないでもないけど・・・

また、逆にものすごい「家持ち」もいます。ある知り合いは5軒のクシュタ(一軒家)を持っているそうです。ヒエ~、管理するだけでも大仕事だ!!! そして難題がもうひとつ。この不動産、ブルガリアでは資産として活用するのが大変!! 借家にしても、借り手がきちんと家賃を払わなかったり、不便な場所では資産価値はほぼゼロだし、売買するのも手続きなどが大変なようです。

イヤ、待てよ・・・ ということは、持ち家のない日本人がブルガリア人と結婚するといきなり「大家持」になる可能性も!! (でも、外国人は土地を買えない、という表向きの法律もあったからダメかな・・・ でも、この国の法律、すべてに抜け道があるっていうからなあ・・・) そう思っていたらソフィアの友人サショー(60代)が、相続したソフィア近郊のクシュタを売りたい、と・・・おおっ!!! ただ問題が・・・「水道が来てないんだ!!」 ヒョエ~!井戸掘りできる人にはいいかもね! この物件に関心のある方は・・・ いないか・・・ トイレもないっていうし、この家・・・ (ちなみに、ブログ中の写真の家やアパートはどれも売り物ではありません。)

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2 コメント

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今年、ルーマニアの田舎に家を買おうと思ったのです。 (マリチカ)
2006-09-23 17:54:44
今年、ルーマニアの田舎に家を買おうと思ったのです。
一家見に行ったのですが、やはりそこも水道なかったです。トイレもない、バスルームもなく、キッチンも居間と兼用という。
やはり田舎の家はおなじようなんですね。
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マリチカさんこんにちは。 (むうちえ)
2006-09-25 01:43:20
マリチカさんこんにちは。
東欧諸国で家を買おうと思ったら、左官、上下水配管、電気工事の基本知識が必要ですね。でなければたくさん友達を地元に作ってやってもらいましょう。(でも、ブルガリアでは、日曜大工程度の技術で「アス モガ!」と言ってやっつけ仕事でやってしまいますから保障はありませんが。)
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