MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『七人の敵がいる』『まさかわたしがPTA!?』

2012年03月28日 | BOOKS
 4月からの新年度、PTA役員になりました。
 早速新年度準備で忙しいですが、ほかの学年のお母さんに知り合いが増えましたし、久しぶりに覚える事・勉強する事も多くて脳内活性化している感じ。大変だとは思いつつ、少し楽しみでもあります。


 PTA活動を知ることができる本を2冊ご紹介。
・『七人の敵がいる』加納朋子 <集英社>
・『まさかわたしがPTA!?』まついなつき <メディアファクトリー>
 2冊とも2010年発売の書籍です。

 『七人の敵がいる』は、キャリアウーマンの兼業主婦が主人公の小説で、だいたいは「PTA活動=しんどい」というストーリーです。働いている母親が直面する面倒な人間関係を「敵」として描いてますが、はたして「敵」なのか?PTA活動をしている父母でも、共感できる人と反感を持つ人に分かれると思います。
 でも、この本を読んでおくと、「敵ばかりではないや」と実際のPTAが楽に思えるかもしれません。
働くお母さんの本音も、予備知識として非常に役に立ちます。


 『まさかわたしがPTA!?』は、実用的なコミックエッセイ。
 入学式前・委員決めの前に読んでおくと、いいかもしれません。
 もちろん、役員や委員に決まった後に読むのもオススメです。
 PTAの難しさ・問題点もはっきり描かれていますが、悪いことばかりでないPTA活動の実際も描かれています。地域的な違いはありますが、PTAの組織・活動についても分かりやすいです。
 一生懸命に活動をしている人をきちんと評価してくれているところが、委員経験者としては嬉しいです。
『七人の敵がいる』を読むのであれば、是非一緒に読んでほしい!!
 順番としては、こちらを後に読んだ方が「頑張ろうかな」と思えるはずです。


 「PTAなんてやりたくない!」といっても、子どもが在籍すれば自動的に「保護者=PTA会員」になる学校が多いと思います。
 私の場合は、3人の子どもたち全ての学校・園のPTA会員で、毎年順番に何かしらの委員をしている感じです。(役員は初めてですけれど)
 幸い、良い仲間に恵まれて、今まで「PTA嫌い」にならずにすんでいます。
 今回の本部(執行部)役員決めも、「小さい子どもがいるけど、できる範囲で頑張る」「働いているから毎回参加は無理だけど、協力してね」「できる人ができることを。できないこと・無駄なことは削減していこう」という空気の中で行われて、非常にスムーズで驚きました。
 「やりません!」「無理です!」と、揉めるんじゃないかと悪い予想ばかりしていた私は拍子抜けしたほど。
 そして、仕事ができる&仕事が早いお母さんの多いこと!!「できません」なんて言う人がいない。フォローし合って、忙しい年度末もなんとか仕事を進めています。
 「やりたくない!」「なんで私がやらなきゃいけないの?」という人がいないだけでも、場の空気が良くなるのかも。

 PTA活動を大変にするのも、有意義で楽しいものにするのも、一人一人の会員の心持ちなのかもしれません。
 私も「やりがいがあるよ!」と次年度役員に引き継げるように、頑張りたいと思います。
 

  
<リンク>
「七人の敵がいる」加納朋子 - 集英社
 出版社の特設ページ。第1話の試し読みもあります。
『まさかわたしがPTA!?』まついなつき - メディアファクトリー

<追記 2012.04.01>
 「七人の敵がいる」を原作に、真琴つばささん主演で4月2日から『七人の敵がいる!~ママたちのPTA奮闘記~』というタイトルのドラマが放送されるようです。私はドラマというものをあまり見ないのですが、見ているお母さんたちが「やっぱりPTA役員にはなりたくないなぁ」という内容になってないことを祈ります。
 
コメント (2)
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