~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

天に届く歌

2010-10-05 20:58:12 | 日記
高三の息子も、やっと受験生らしくなってきました。

来年は大学生です。

実は、家族で決めている約束があります。それは、大学生になったら

家をでること!です。

私達にとっては、身を切られるようなことなのですが、9歳で兄が

亡くなり、いきなり一人っ子になってしまった息子を、目の中に

入れても痛くない程可愛がってきたので、この子を自立させるためには

一人暮らしをさせなくてはと、思ってきたのです。

いよいよ私達も覚悟する時が、迫ってきました。

そんな中で、先週の土曜日に家族でコブクロのコンサートに行きました。

これが、3人で行く最後のコンサートになるのかしらと思いつつ…

今回は、初めてのスタジアムライブでした。

確かに音は悪いけれど、風を感じ、自然の中で刻々と刻まれていく

時の中に身を置き聴く歌は、特別なものでした。

空が夕方の明るさを失う瞬間、「蕾」が歌われました。

コブクロの小渕さんが亡き母を想い作った歌です。

天に向かって一心に歌う小渕さんの歌に、この人もまた深い悲しみを

知っている人だと思いました。

新曲の「ブルーバード」を歌う時、小渕さんが「僕は幸せの青い鳥って

何で、青い色なんだろうって思っていました。

そうしたら、見上げたら青い空があったんです。

幸せはいっぱいあるけれど、青い空にまぎれて見えないんじゃないか

って思えたんです」と言ってました。

私は、ふとボクネンさんの「幸せの方が多いいんだよ」という言葉を

思い出しました。

もしかしたら、あの子も幸せの青い鳥かもしれない!

青い空にまぎれて見えないけれど、私達に幸せを運んできてくれる…

だから、悲しみはあるけれど幸せを感じられるのかもしれない…

あの青空の中にある、あの子が運んで来てくれる幸せを

見つけなければ…
コメント
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