~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

17歳の詩人さん

2010-10-13 22:24:13 | 日記
新聞の投稿に、心惹かれるものがあり、思わず切りぬきました。

17歳の祐痲さんの投稿です。


 「 私は軽度の自閉症です。知的障害がない為、15才まで知らずに

 生きてきました。他人とのコミュ二ケ-ションが苦手で、小学校3年

 から不登校に。高校は進学しませんでした。小学6年の時の担任の

 先生にに「授業の一つとして詩をかいてみたら」と言われました。

 私の詩を読んで、先生や母親が褒めてくれました。

 そして私は詩を書くようになりました。だけど、学校には行かないし

 詩を書く以外何もしない。そんな状況に「私、生きていていいのかな」

 と思い、うつ病になりました。

 そして医者から「あなたは高機能自閉症です」と診断されました。

 両親が私を受け入れてくれるか心配でしたが、両親は「祐痲は祐痲

 だから」と言ってくれました。

 私は両親に支えられていることに気づきました。

 今度は私が、苦しんでいる人達の力になりたいと思いました。

 詩集を自費出版することにしました。

 多くの人に読んでもらい、笑ってもらえたらいいな。」


17歳の詩人さんからの投稿を読み、何だか温かい気持ちになりました。

「祐痲は祐痲だから」と受けとめてくれたご両親の思いを、祐痲さんは

しっかり受け止め、苦しんでいる人の役に立ちたいと思ったんですね。

そして、詩集を自主出版!

すごいなー!すごい!

苦しみを通って来た人は、自分の為ではなく、人のために何かしたいと

思うのですね。

そして、それが自分で思っている以上の大きな力になって

いくのでしょう。

祐痲さんの投稿を読んで、人は誰でもお役目が与えられているんだ。

そのお役目に気づかず、一生を終る人もいるけれど、悩み苦しむという

ことは、そのお役目に気づくチャンスなのかもしれないと思いました。

「祐痲は祐痲だから」と言われたご両親に育てられた、祐痲さんが

紡ぐ詩を、私も読んでみたいなー

  
コメント
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