昨日、新聞を読んでいた時、突然メガネが鼻のところがポロっと
折れて、半分になってしまいました。
「あっ!」と小さい声が出て、後が続かなくなりました。
これは、息子がかけていたメガネで、息子が亡くなったその時から
私がかけていたメガネでした。
近眼の息子ののメガネが、私の目に合うはずもないのですが、息子の
ものを身につけていたくて、昨日まで10年と6カ月、私がかけて
いました。
外出の時はコンタクトですが、レンズが劣化しメガネ屋さんにも、
もう、きれいにはならないと言われていました。
レンズがくすんでよく見えないけれど、ずっと使おうと思って
いました。
それが、昨日なにもしてないのに、ポロっと折れたのです。
その瞬間私を包んだ淋しさは、子供が親離れしたなと、感じた時
の様な、そんな淋しさでした。
きっと、息子が「お母さん、もう僕のメガネはいいから、
ちゃんと自分の眼に合ったメガネにしなよ」と、言っているのかな
と、思いました。
半分に折れてしまったメガネを、私は息子の祭壇に供え
「今まで、有難う」と呟きながら、
今日はちょっと淋しい母でした。
折れて、半分になってしまいました。
「あっ!」と小さい声が出て、後が続かなくなりました。
これは、息子がかけていたメガネで、息子が亡くなったその時から
私がかけていたメガネでした。
近眼の息子ののメガネが、私の目に合うはずもないのですが、息子の
ものを身につけていたくて、昨日まで10年と6カ月、私がかけて
いました。
外出の時はコンタクトですが、レンズが劣化しメガネ屋さんにも、
もう、きれいにはならないと言われていました。
レンズがくすんでよく見えないけれど、ずっと使おうと思って
いました。
それが、昨日なにもしてないのに、ポロっと折れたのです。
その瞬間私を包んだ淋しさは、子供が親離れしたなと、感じた時
の様な、そんな淋しさでした。
きっと、息子が「お母さん、もう僕のメガネはいいから、
ちゃんと自分の眼に合ったメガネにしなよ」と、言っているのかな
と、思いました。
半分に折れてしまったメガネを、私は息子の祭壇に供え
「今まで、有難う」と呟きながら、
今日はちょっと淋しい母でした。