~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

天からの贈り物

2012-05-21 22:01:06 | 日記
今日の金環日食を観る為に、昨日外出した息子に日食グラスを

頼みました。

息子からの何個?というメールに、お父さんもいるから3つと書いて

何気なく、いくら?と送ったら、何と1480円との返事が…

慌てて「1個!」と返信しました。

こんなに高いのだから、サングラスの様なものを想像していたら

厚手のボール紙で出来ていたので、私が「これはぼったくりだよ」

と言うと、息子が「仕方ないだろ何十年に一度の稼ぎ時だから」と

私は前日の日曜に、太陽の位置を確かめに日食のおこる時間に

外へ出てみました。内心では海に行かないとダメかと思いつつ…

そうしたら、玄関をでたらもう太陽が見えたのです。

その時初めて、太陽は星と違ってどこからでも見えると分かった

のです。

日食グラスを祭壇にお供えして(何でもお供えするので)

わくわくして寝ていたら、明け方に雨の音か聞こえてきたのです。

6時ぐらいは曇天で、日食の時間が近づいてきたら、雨が降って

きたではありませんか、日食グラスはお供えだけで終わって

しまうのか…「そんなの嫌だ!」と私は何度も雲の様子を

見に、外へ飛び出しました。

息子も主人も呆れて、「もう諦めろよ!」と諭すのですが

私は「雨になんか負けないもの!」と時計と空を

にらめっこしてました。

そうしたら、奇跡のように雨が上がって光がさしてきたのです。

日食グラスで太陽を観たら、光の輪が見えてきたのです。

自分の目で見るのは、どんな写真よりも感動的!

光を直に感じることのできる感動が、そこにはありました。

1個の日食グラスを家族3人で使いまわし、こんなところに

ささやかな家族の絆を感じたりして…

私たちの頭上にある宇宙を感じた時、何か大きなものに

守られているような気がしました。

そして、人間同士争ったり傷つけあったりすることが、

どんなに愚かな事かと思えました。

宇宙の壮大なドラマに感動した私たちは

「日食グラスの元とったよね。やっぱ、買っておいて

よかったよね」と、家族全員納得でした。

使い終わった日食グラスはまた、祭壇にお供えしました。

18年後も使えるかしら?

近所のおじいちゃんは、サングラスの2枚重ねで観たと、

老人力はすごい!

一日中感動していた今日という日でした。

日食の時間に雨が上がり、雲がきれたのは

これはきっと、天からの贈り物?
コメント (2)
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