~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

清め塩

2012-05-28 22:40:23 | 日記
叔父の訃報が突然飛び込んできました。

若い時から病気と共に生きて来た叔父であったが、それでも私たちに

とっては、突然の旅立ちでした。

叔父は実家である私たちの家から、大学に通っていたので私にとり

他の親戚とは違い、小さい頃の思い出には叔父の存在がいつも

どこかにありました。

訃報を聞いて、姉と静岡まで飛んで行き最後のお別れをして

きましたが、悲しくて悲しくて…

一緒に暮らしたとはこういうことなんだと、初めてわかりました。

共に食したということは、どんなに時間が経ち離れていても

心に刻まれる存在になっているということなんですね。

叔父の最初の教え子という方が、「早稲田大学を卒業した

新進気鋭の先生は、農業高校の夜学という一番貧しい僕達に

本当に親身になって接して下さった…」と言うのを聞いて

叔父の優しさに再び出会った気がしました。

 姉が新幹線の中で、朝出掛ける時に義母さんが忘れると

いけないからと、お清め塩をもう玄関に置いたというのを聞いて

私は、お清めというのはどうも釈然としないので、昔から

葬儀から帰ってきても、そのまま家に入ることにしていました。

清めるということは、葬儀が不浄ということになってしまう

気がするからです。

今朝、ご会葬の御礼の葉書を読んだらこんなことが記して

ありました。

【清め塩】 生前親しんだ方の葬儀で何か清めなくては

いけないものがあるのでしょうか

大切な方とのお別れです 清め塩は使用致しません


この文章を読んだ時

因習というものが、変わっていくことを実感できた気が

しました。

創の葬儀の時も、こなふうにきっぱりと書きたかったなと

思いつつ、ちょっと嬉しい発見でした。



コメント (2)
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