~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

衣装箱

2013-06-25 23:14:04 | 日記
家には、開かずの衣装箱が2つあります。

一つは、息子の中学の制服が入った衣装箱。

この箱は、一生開けられないかも、なんて思ってしまいます。

もう一つは、小さい頃の息子の服が入った衣装箱

こっちは、何だか開けられそうな気がして、昨日そっと蓋を

開けてみました。

そうしたら、その服を着ていた頃の息子の姿が目に浮かび

思っていた以上にダメでした。

お兄ちゃんの服は、次男が着てくれたので随分処分できたのですが

それでも、出来なかった服があり、開かずの衣装箱になって

しまいました。

月日が経てば、処分できるかと思ってましたが、

そういうものでは、ありませんでした。

2歳の時の服を見れば、2歳の姿が浮かび

小学校の修学旅行で着た服をみれば、あの子の買ってきた

お土産まで思い出してしまうのです。

私が決心し、どこかで処分しないと、この悲しみをまた

バトンタッチすることになってしまう…

そう思っても、やっぱり出来ず、開かずの衣装箱は

依然として在るのです。

きっと、天国の息子は「お母さん、もう片づけちゃって

いいんだよ。いつまで持っているのさ」と、呆れていることと

思います。

本当に、いつまで持っているのでしょうね。

弟の大地は、とっくにお兄ちゃんの年齢を超えているから

もう、あなたの服を着れる子はうちにはいないのにね…

思い出を封印したかのように、遺された開かずの衣装箱

もう暫らく、このままにして置こう…
コメント
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