~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

糠床のように…

2013-06-19 22:55:40 | 日記
原宿の焼鳥屋さんで、美味しいお漬物を出すお店があります。

勿論、焼き鳥も美味しいのですが…

うちの糠床は、そこからお嫁入りしてきたのです。

なかなか我が家に馴染まず、あんなにいい糠床だったのにと、

残念やら、申し訳ないやらで一杯でした。

主人が初女先生に、うちの奥さんにぬか漬けを教えてやって下さい

と、頼んだほどでした。

でも諦めずに手を入れていたら、だんだん美味しくなって

やっと我が家の糠床になってくれました。

焼き鳥屋さんの御主人にも、ちょっと胸を張って糠床談義が

出来るようになりました。

糠床は一日手を入れないと、もう上の方の色が悪くなるのです。

でも、手を入れかきまわすと、きれいな色の糠床になるのです。

毎日繰り返していたら、ふと人の心もそうかもしれないと

思えたのです。

もう、自分は変わらないって思ったら、色の悪い糠床の

ように心もなってしまうかも…

気づきによって変われる柔軟な心でいたら、きれいな糠床の

ように心も発酵し、色々な人を受け入れられるかもしれません。

初女先生は、糠床に生物多様性を見出しました。

私も、もの言わぬ糠床に大切な気づきを頂いた気がしました。

やっぱり、糠も心も発酵しなくっちゃ!と思いました。

コメント
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