初女先生の梅干は、青梅から漬けるので
漬けたら、はい終わりという具合にはいかないのです。
去年漬けた梅干を知り合いの人に差し上げたら
「山崎さんの梅干が美味しいから、教えて」と
言われたので、「でも、すごーく手がかかるよ」と言うと
「大丈夫よ」と言うので、レシピを差し上げたのですが
先日、「あんなに手がかかったら一般的でないね」と
「だから、手がかかるって言ったじゃない」と、
言いながら、イスキアで漬ける量を想像したら
どれ程大変かと改めて思いました。
今年は、なかなか干せる日がなく、それでも1週間は
干しているのですが、軟らかくならず
どうしようと思ったのですが、昨夜「そうだ!」と
思い、梅ちゃんを一粒づつ両掌でころころ
転がしながら軟らかくなってね!って声を
かけたら、何と朝にはあれほど硬かった梅ちゃんが
軟らかくなっているのです。
今日、干したらさらに軟らかくいい具合になって
きました。
後から漬けた梅ちゃんは、少し軟らかかったので
コロコロもせず声も掛けなかったら、干しても
さほど軟らかくなってないのです。
いやー、同じようにしてあげなかった梅ちゃんに
叱られた気がしました。
初女先生は、野菜や食材の声を聴いて調理を
されると言いますが、私はやっと梅ちゃんの
声を聴いた気がしました。
梅ちゃんを、ころころしていると、かわいくて
かわいくて…
こんなことを話したら、益々面倒くさいと
言われそうですが…
そうそう、心配していた金木犀もお日様に近い
ところから、葉をつけてきました。
みんなすごい!みんなえらい!
みんな、いのち一杯生きている。
生きてることに、出し惜しみをしていない!
人間だけだな~楽をすることが特だと思っているのは