最近、覚えたつもりがうろ覚えということが多く
なりました。
今日は、横浜に行くので初女先生のことが載ってる
雑誌を買おうと、出る前にパソコンを見ていたのに
横浜に着いたら、雑誌の名前が出てこず
なぜか「マリノス」が浮かんでくるのです。
そんな筈はないと思っても、出てくるのは
「マリノス」ばかり…
仕方がないので、集英社の初女先生の担当者に
聞くと「マリソル」とのこと、惜しかった~
美容院にあるような大きな雑誌を電車の中で
広げたら、私のお気に入りの先生の写真が
そこにありました。
初女先生がいる!と思った瞬間、いないという
現実が否応なく立ち上がって来ました。
『佐藤初女さんが遺した言葉、その生涯』
20年以上も初女先生を見つめ書き続けてきた
ライターの石丸さんの体には、初女先生の
生涯が刻み込まれているのでは、と思える
文章に、電車の中にもかかわらず涙が溢れ
岸さんの写真からは先生の優しい温かさが
真っ直ぐに心に伝わってきました。
料理家の高山なおみさんの心をとらえた
初女さんの言葉
『にんじんを食べたら、それでにんじんが
なくなるんではなくて、私の体になるんだと
思うんです。
心も、誰かの心の中に入ってなくならない。
そのことを私は霊だと思うんです。』
この言葉が心に降りて来た時、私の中にいる
初女先生に出会った気がしました。
そして、先生の人生が集約され最後の6行が
私の心の中でイスキアの鐘のように
鳴り響いています。
『人の喜びを糧にして人のために働き
命つきるまで”今”を生きた初女さん。
日々の小さいことに気づきを得て、行動に移す。
生活すべてが祈りであった。
初女さんの祈りは、多くの人の心に
生き続けていく。』