昨日の楽しさが、今日を輝かせてくれています。
ランディさんから、今朝ひらめきましたと、
10月3日のテーマが送られてきました。
(10月3日は、初女さんのお誕生日で毎年
「いのちのエール」のイベントをやっています)
そのテーマを見て、思わず「初女さんが嬉しくて
大雨降らせてしまうかも」と思ってしまいました。
初女さんは「私はここにいますよ~」というように
雨を降らせてくれるのです。
本当に楽しくて深い時間でした。
実は、私たちランディさんにオウムの林さんの
遺品を見せて頂いたのです。
よく使いこまれ、丁寧に修理された「広辞苑」を
目にした時、林さんという方に触れたような
気持になりました。
言葉が見つかりませんが、広辞苑を5人で
黙って見つめていたあの時間は、私は
忘れないだろうなと思いました。
人がいなくなり物がのこる…
物言わぬ遺品が語る言葉を聴いた気がしました。
そして、偶然と言っていいのかわかりませんが
今日、友達がくれた新聞の切り抜きの中に
オウムの死刑囚の母の記事が入っていました。
お母さんは、「悪いことをしようと思って、
オウムに入った人はいないはずです。
息子は迷うながら入りました…
自分が消えることが周囲にとって一番いいと
考えていたところがあったと思います。
そういう意味では、かわいそうだけれど、
楽になったのかな、とも思います。」と
書いてありました。
オウムの死刑囚の刑が執行され、平成という
時代も終わろうとしています。
林さんの遺品を見た時、祈らずにはいられません
でした。
今、ふと初女さんの言葉が心に浮かんできました。
「祈りのうちに今を生きる」
どんな時代が来ようとも、生きるとは
祈りと共になんですね…
ランディさんが作ったキャンドルとお花
撮影 田渕 睦美