~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

和合亮一「詩の橋を渡って」

2019-01-25 23:10:17 | 日記

新聞に月に一回、詩人の和合亮一さんの

『詩の橋を渡ってが掲載されます。

和合さんと言えば、東日本大震災で自らも被災し、

現場からTwitterで「詩の礫」を発表し続けた

方です。

和合さんのことは気になっていましたが

湯水のように電力を使っている関東の人間としては

何か後ろめたくて、和合さんの詩と対峙することは

何となく、避けていた私です。

だから、連載も読んでなかったのですが、

田口ランディさんと和合さんが福島で明日

対談することになり、気になっていた

和合さんの文章を読んでみました。

読んでみて、びっくりしました。

言葉に対する感性が鋭くて…

今、私たちはSNSで、簡単に発信してますが

言葉(言語)に対する感受性が、とても鈍く

なっているのを感じます。

言葉を大切にしていない、使い捨ての様に

言葉を使っている気がします。

言葉は言霊

言葉への感受性を取り戻さなければ…

暫く読んでなかった詩集を読んでみようと

思いました。

ランディさんと和合さんとの対談、聴いて

みたいです!

和合さんは、奈良少年刑務所の詩の授業の

様子が綴られている、寮美千子さんの

『あふれでたのはやさしさだった』も

紹介していました。

随分前ですが、寮さんの本で少年たちの詩を読み、

彼らの発する真っ直ぐな言葉に、心震えたことが

蘇ってきました。

若き詩人、夏野雨さんの「明け方の狙撃手」

は、直ぐにでも読んでみたくなる詩です。

ネットによって、言葉が言霊でなくなって

来ていることに気づかされ、詩を読まなければ

と、強く思った私です。



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