久々の39度の発熱に
寝込んでいました。
ぼーっとする頭で、今年も
もう終わるな〜と思って
いたら、谷川俊太郎さんが
亡くなったことの寂しさに
包まれました。
谷川さんは沢山の詩を
遺してくれてますが、
もう谷川さんの新しい詩に
出会えないと思うと
やっぱり淋しいです。
ただ生きる
立てなくなってはじめて学ぶ
立つことの複雑さ
立つことの不思議
重力のむごさと優しさ
支えられてはじめて気づく
一歩の重み一歩の喜び
支えてくれる手のぬくもり
独りではないと知る安らぎ
ただ立っていること
ふるさとの星の上に
ただ歩くこと陽をあびて
ただ生きること今日を
ひとつのいのちであること
人とともに
鳥やけものとともに
息深く息長く
ただいのちであることの
そのありがたさに
へりくだる
谷川俊太郎
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