そろそろアイデアがきれてきたときに書いたばらです。ポットにさしてあるのにはべつにいみはなく、そこになにか形が欲しかっただけ。
病人は休んでいたほうがいいと思い、しばらくブログを休止しようと何度も思うのですが、そのたびに何か書きたいと思ってしまいます。私自身、まいっているので、だいぶこれにたよってるみたいです。
昨日は二男について親ばかめいたことを書いてしまいました。次男はやさしい性格で、昨日も、ちょっとしたことで落ち込んでいた私のところにきて、ながながと恐竜の話をしてくれました。チョコエッグの恐竜をまた集め始めているそうですよ。それで、父親に棚をつくって、飾ってほしいと言っているそうです。前のブームのときに、父親が、子供が集めたチョコエッグのフィギュアを並べた棚を作ってくれたので、もう一度それをやってほしいといってるそうです。それはもう無理だよといってもきかないだろうな。でも、無理を無理強いしないのも彼だ。できないことだとわかったら、そんなにわがままをいわないと思うんだけど。
進路のことを決めるのも、ちゃんと自分で決めたんですよ次男は。行きたいのなら受けてもいいよという高校をいくつか見学にいったんですけど、いきたいと思わなかった。でも、職業実習で働くのはおもしろかった。それで、父親と一緒に働くほうに傾いていったようです。夏休み中、何度か手伝いもさせられてたみたい。
知的障害はありますが、彼は自分の意志は絶対曲げません。親の権力ふりまわして、何回か、無理やり何かをやらせたことあったのだけど、それ、今もしっかり覚えられてます。やりたくなかったのに、おこづかいやらないぞ、といってやらされた。って。でもわたしとしてはそれがいいと思っていたもので。
たとえば美術部のこととかね。本人は美術部を2年でやめたかったのに、わたしは続けてみなさい、と言い続けたの。つづけたほうがいいと思ったもので。でも本人の意志は変わらない。とうとう2年で美術部をやめてしまいました。何かがおもしろくなかったんでしょう。でも家ではいまでも、コピー用紙に怪獣やドラゴンの絵を描き続けていますよ。それは好きなんだな。
彼が幼児だったころからそうでした。知的な障害をなんとかしようとして、できないことを無理にさせようともがいてあせっていた頃があって。そういうことが何回かあったな。でも彼は自分の意思を曲げなかった。兄弟の中で、一番自分に正直かもしれない。
絵で何かをしてあげたいと思うのも、たぶん親のエゴですね。
わたしも、何年も切り絵をやってるけど、お金になった仕事は一回だけだし。
世間はそんなに甘くありません。
知的障害はありますが、やさしくて、意志が強い彼。一度自分が決めたら、誰が何と言おうと変わらない。したくないことは、したくない。
自分で選んだ道が、いちばんいいんでしょう。