世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

見抜かれている

2019-05-05 04:27:41 | 気層化石


ネットで見る馬鹿女がものすごく苦しそうだ。

自分が自分じゃないってことが、わかってきたんだろう。

顔もスタイルも嘘なんだ。名前もステータスも他人からの泥棒なんだ。

本当の自分はもっと小さい、醜い。平凡でありきたりだ。

目を見れば内部と外見の矛盾がわかる。

嘘の美貌をかぶっているよりは、本当の自分の姿に戻るほうが楽なんだけど、そんなことできないだろうね。美人をやめることほど痛いことはない。

しかしいずれそういう女は、後世の人間に、なんと愚かなことをしていたのかと思われることだろう。

美形になりたかったのだ。それでみんなに愛されたかったのだ。すべてが欲しかったのだ。

ありきたりな自分など捨てて、とんでもなくいい女になりたかったのさ。

嘘にしがみついている自分を、多くの人に見抜かれている。その恥ずかしさを、ずっと馬鹿にして生きていくつもりなのか。

崩壊の予感がするね。





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