熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

3輪車の事故

2011-10-10 09:20:09 | ツーリング・バイク全般
今朝、自宅前で3輪車の単独事故があった。
あまり見通しの良くない緩やかなカーブで曲がり切れず、道路横のコンクリートポール2本に続けざま衝突したようだ。車体と後輪部分の連結部品はちぎれていて、衝撃の強さを物語っている。かなりのスピードで突っ込んだのだろう。明け方の雨で路面がウエットだったのも一因かも知れない。
 

運転していた方は、頭部を強打したようで顔面は大きく腫れあがり頭部から出血していて、救急車が到着した時には意識がもうろうとしている状態だ。ヘルメットは着用していなかった。
てっきりノーヘルで違反と思いきや、警察官に聞くとこの車両にはヘルメット着用義務は無いというから驚いた。

調べて見ると、通常は原付自転車として登録されるのだが、左右の車輪の中心間距離(トレッド)を50cm以上に改造することにより「ミニカー」として登録できてヘルメットは不要になり、更に法廷速度が60キロにアップすることが分かった。原付の法廷速度が30キロだからこの違いは大きい。
しかし、トレッド以外の構造や車体の強度などは変わっていない。衝突した際の運転者への衝撃によるリスクは同じだ。にも関わらず、法廷速度が倍の60キロで、それもノーヘルで走れるというからおかしな話だ。それに、この3輪車、構造上カーブは苦手と来ている。自分だったら、とても怖くてこの車体で60キロなど出せない。

この運転者がもしヘルメットをしていれば、頭部へのダメージは相当軽減していたのではないだろうか。
たかだか、トレッドが数センチ長いだけでノーヘルOK、しかも法廷速度60キロにアップというのは、安全上いささか配慮に欠ける登録制度ではと感じた次第だ。

3輪車に乗る方は、「ミニカー」登録であっても身を守るためヘルメット着用をお勧めします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする