日テレ「スター☆ドラフト会議」の気になる場面

毎週火曜日の夜９時から日本テレビで放送されている「スター☆ドラフト会議」なる番組。ダンスや歌手の物まねを披露し、それをプロダンサーなどの審査員が点数を付け順位を競う内容。
参加者の中には１０代の若者、いわゆるキッズダンサーも多い。子供たちがハイテンポの音楽に合わせ踊る姿を見て、そのレベルの高さに驚くと同時に、日本の子供たちも随分変って来たものだと感じる。

この番組の司会を務めるのがお笑いコンビの「くりぃむしちゅー」で、この二人の司会ぶりも面白い。
しかし、ただ一つ司会者に起因することで、やや不愉快に感じる場面がある。

それは、審査員とは別にお笑い芸人などタレント６，７名が招待されていて、ダンスの後、感想を述べるのだが、くりぃむしちゅー・有田がダンスを披露したばかりの子供に耳打ちしたかと思うと、その子供が感想を述べたタレントに向って「バーカ」と暴言を吐くことである。
お笑い芸人は面白おかしく感想を述べるうえ、常連なので状況も分かっており、「バーカ」は気にはならないが、先日のゲストはモデルで女優の水原希子。彼女が真面目に、それも絶賛する内容の感想を述べた後に「バーカ」である。
水原希子はどうリアクションすれば良いのか、驚いた様子だった。

素晴らしい演技を披露した子供に対して、真面目に、それも賞賛するコメントをしたゲスト出演者に対してまで、何故「バーカ」と言わせるのか、この司会者の意図が分からない。

子供がテレビカメラの前で、普通のゲスト出演者に対して「バーカ」は、観ている方としてもあまり気分の良いものではない。