「大阪プロレス物語<ストーリー>」#20
●的場真人(7分07秒顔面への低空ドロップキック→片エビ固め)○ゴア
とても好感が持てる的場選手。パワーあるゴア選手に果敢に挑むも力負けしてしまう。時々、どう動いて良いのかわからないような仕草が笑いを呼んでしまう場面もある。打たれたら打たれた分を打ち返す根性で先輩レスラーに挑んでいって強くなってもらいたい。
○BK・キッド(8分11秒ファイヤーバード・スプラッシュ→片エビ固め)●J・ロペス
いきなりノリノリのラップミュージックを歌い踊りながら客席まで入ってきたロペス。ビリーを相手に持ち技を出し切ったがファイヤーバードスプラッシュの前に3カウントを聞く。突然マイクを持ったビリーからロペスが今度の23日(火)のフェスティバルゲート大会を最後に大阪を離れることが発表された。ビリー曰く「こいつは日本語を覚えない」選手だったそうだが、そのロペスが最後に言った言葉が「彼女募集中!」だった。
ミラクルマン&●えべっさん(12分35秒デルフィン・クラッチ)○S・デルフィン&ペロ
数日前に登場したペロの彼女ペッキーちゃんが登場!そのかわいい動きでえべっさんよりも目立っていた。ミラコーとえべっさんチームの微妙な仲間割れをついたデルフィンが得意のフルコースでえべっさんを料理。試合後、ペロのなぞなぞに正解した子どもにペッキー手作りのバルーンがプレゼントされた。
●福田ユタカ(5分35秒チキンウイング・フェースロック)○冨宅飛駈
パンクラスの冨宅選手の大阪プロレスでの初めての試合ということで注目が集まった。福田は打撃でも対抗し、ドロップキックを放つなど、大いにいいところを見せたが、トップロープからの攻撃はさすがに読まれて痛烈な反撃をくらう。負けてとても悔しそうな表情をしていた福田選手、この経験を今後に生かしてほしい。冨宅選手のアピールは「馴れないスタイルですが、これから勝ち続けます。一回でも負けたら村浜選手にはたどり着けないと思って闘います。」というものだったが、とても礼儀正しいのが逆に怖い。
大阪名物世界一選手権60分1本勝負 <世界一>○タイガースマスク(10分52秒タイガース・スープレックス・ホールド)<世界三>×くいしんぼう仮面
先輩のくいしんぼう仮面に対して、コーナーにつめて「本気でかかってこんかい!」と檄を飛ばすタイガースマスク、試合運びにも王者としての余裕が感じられた。
○ツバサ(15分37秒ドラゴン・スリーパー→レフェリーストップ)●Bバファロー
解散か存続か・・・、注目のインフィニティー対決。最初はバファローが一方的に攻める場面が続くが、それでふっきれたツバサが容赦ない攻撃で反撃。お互いに相手の技を出すタイミングを熟知しているだけに、ここという決める隙をついえカウンターが入る。最後はツバサ独特の相手の右腕を後へまわしてのドラゴンスリーパーでバファローが落ちた。
試合終了後の「バファロー、オマエは最高のパートナーだ」このツバサのマイクにバファローはツバサと握手。抱き合う二人に会場内はホッとし、大きな拍手。
大阪プロレスタッグ選手権試合時間無制限1本勝負 <王者組>○村浜武洋&獣神T・ライガー(19分16秒グランドクロス200)<挑戦者組>“ビッグボス”MA-G-MA&●大王QUALLT
ついに岸和田愚連隊がベルトにチャレンジ、しかし、QUALLTの左膝の状態が気がかりなところ。最初は足の負傷を感じさせないファイトぶりに安心したが、左足に集中攻撃を受け始めたとたんに動きが止まってしまった。試合は白熱した攻防が続き、愚連隊の方が押し気味に進めていたが、最後はQUALLTの左足をねらった村浜が勝利。
試合後、MA-G-MAが「ライガー、次はオマエと一騎討ちや!」と言うと、ライガーは「大阪プロレスのリングでやろうじゃねぇか。約束する」。村浜も見たいというこの一騎打ちがついに近いうちに実現しそうだ!!
この日は九州から遠征してきたFさんと一緒の観戦であった。