「大阪プロレス物語＜ストーリー＞」＃２２
○ツバサ（１０分４５秒ドラゴンスリーパー）●福田ユタカ
復帰第二戦のツバサ、途中でロープ上で休憩するなど、まだ本調子ではない感じ。一方の福田ユタカはずいぶん力強い試合運びができるようになってきた。ツバサは試合後、ユタカの健闘を称えていた。
○Ｇａｍｍａ＆えべっさん（１４分３６秒フラッシュバック→体固め）Ｓ・デルフィン＆●くいしんぼう仮面
えべっさんの入場曲がいつもと違ってガンマ組モード・・・と思っていたらおなじみの商売繁盛の曲に途中から変わった。一方のくいしんぼう仮面はクリスマス仕様のマスクだが、たんに白いヒゲがはえて老けたくいしんぼう仮面になっただけのような・・・。
叔父貴と呼ばれてすっかり組長気取りのＧａｍｍａ。くいえべのペースにすっかりはまって楽しそうであった＾＾
○Ｇ・浜田（８分０７秒スイング・浜ちゃんカッター→体固め）●Ｂバファロー
試合開始直後にバファローがバットを持って急襲。場外乱闘でペースをにぎった。しかし、我々中年の星であるグラン浜田は打たれ強い。怒らせた分、強烈なしっぺ返しが待っていた。一つ一つの技に重さがあり、小さな巨人はまだまだ元気だ。村浜とのシングルを見てみたい。
大阪名物世界一選手権試合６０分１本勝負
○ミラクルマン（７分５２秒ミラクルトルネード→片エビ固め）●ペロ
「叔父貴Ｇａｍｍａ」組長を筆頭に「兄貴ミラコー」「アイドルユタカ」「ヤ●●モードえべっさん」、このガンマ組の４人はキャラが濃い・・・。デルフィン軍団をすっかりのみこんでしまっていた。
ミラクルマンは、大阪でジャイアンツ仕様のコスチュームで試合をするとはいい度胸だ。しかし、それを自然に受け入れるファンもあたたかい。
シングルなのだが、まわりにいる選手たちがおもしろすぎてそっちに気を取られていて、あれっと思ったら試合が終わっていた・・。
大阪プロレスタッグ選手権試合時間無制限１本勝負
ＢＫ・キッド＆○タイガースマスク（１６分５９秒タイガース・スープレックス・ホールド）大王ＱＵＡＬＬＴ＆●ゴア
試合開始直後の場外乱闘によって、タイガースマスクが戦闘不能状態になり、ビリーケン・キッドが孤軍奮闘するも二人に攻められっぱなし。しかし、復活したタイガースマスクは怒りを全身で表しガンガン攻め込んでいった。一進一退の激しい攻防に会場も大いに盛り上がり声援が飛ぶ。最後に決めたタイガース・スープレックスは見事な弧を描いて落差もあり、見事であった。本人たちも言っていたようにこのチームはまだまだ発展していく可能性を秘めている楽しみなチームだ。
一緒に観戦した大阪プロレス初観戦の連れは、この試合ですっかりタイガースマスクのファンになった。
大阪プロレス選手権試合時間無制限１本勝負
○村浜武洋（１９分２８秒ブレーンバスター→体固め）●“ビッグボス”ＭＡ－Ｇ－ＭＡ
ＭＡ－Ｇ－ＭＡがいつもと違う。前半は静かな寝技の攻防でお互いのテクニックを競い合った。お客さんも静かに見守る。中盤からはお互いの１８番の技を出し合い、ギリギリで返し合う白熱した試合に。村浜はブレーンバスターを何発も出し、雪崩式のブレーンバスターが決まった時には決まりかと思われたが、ＭＡ－Ｇ－ＭＡは全て返していく。ＭＡ－Ｇ－ＭＡはラストライドや投げっぱなしジャーマン、それに強烈なラリアットと重い攻撃を仕掛けていくが村浜はギリギリのところで返していく。
お互いに意地と意地のぶつかりあいの中で最後に村浜のハイキックが強烈に決まり、とどめのブレーンバスターで決着。大阪プロレスのエースとして今年最後の大舞台をしめくくった。
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