○冨宅飛駈(4分08秒逆エビ固め)●小峠篤司
二日前にデビューしたばかりの小峠篤司はピンクも似合ってしまうかわいさがある。冨宅飛駈にいいようにあしらわれながらも、跳躍力を生かしたドロップキックはお見事。やられていても、反撃しようと向かっていく表情がいい。
まだまだ若くこれからの選手なので、しっかり身体をつくってどんどん成長していってもらいたい。出身が我が家から近いという点でも好感が持てる。
○ツバサ(8分02秒メキシカンクラッチ)●ラ・内田
相手が試合巧者のツバサということもあるが、ラ・内田の試合はこびはかなり上手くなった。以前には見られなかった返し技もつかえるようになり、当たり強さも増した感じがする。口から血を出しながら向かっていく気迫が良かった。
「僕の写真、まだ1ですよね。」と話してくれたウッチー、今日の試合で「2」に増えるので楽しみにしてもらいたい。
スーパー・ドルフィン&ブラックバファロー(12分12秒両チームリングアウト→引き分け)政宗&秀吉
初めて見る政宗&秀吉に注目した。政宗は身が軽く跳躍力もあり動きがはやい。一方の秀吉はガッチリとしたパワーファイターで破壊力がある。タイプの違う二人がヒールファイトを展開し、連携もなかなか良さそうだ。
一方、ドルフィン・バファローチームも元岸和田愚連隊ということで、場外乱闘では相当激しくやりあっていた。
政宗&秀吉はこれからも派手に暴れてほしいおもしろいチームだ。
●ミラクルマン(8分05秒ダイビング・ボディプレス→体固め)○大鷲透
うわさではすごいと聞いていたが、実際に間近で見るとデカい!威圧感がある!重そう!ふてぶてしい!
さすがのミラクルマンも攻められっぱなしで、やりづらそうであった。彼に勝てる選手が大阪プロレスにいるのか・・・と思わせるだけの試合っぷりであった。
誰か彼の暴走を止めてくれ!
○えべっさん&ビリーケン・キッド(12分08秒ムーンサルトプレス→片エビ固め)スペル・デルフィン&●くいしんぼう仮面
2代目えべっさんは細い、かわいい、しゃべらない、跳び技を使うということで、初代とはずいぶんイメージが違った。
初代に慣れているものにとっては違和感を感じてしまうのだが、そんなしゃべらないえべっさんの代わりによくしゃべったのがビリーであった。
えべっさんというキャラで出る以上は、お客さんをつかんで笑わせられるレスラーになってもらいたい。